幸せで満ち足りた生活には、人とのつながりが不可欠です。孤独が長引くと、寂しさや満たされない気持ちを感じるだけでなく、うつ病や自殺願望、攻撃性、不眠などの症状が出てきます。心の問題だけではありません。孤独によって、高血圧や体重増加、コレステロール値の上昇、ストレスホルモンの増加、免疫力の低下といった身体的な不調が起こることがわかっています。健康な学生を対象にしたある調査では、孤独な人はそうでない人よりもインフルエンザ予防接種の効果が低いという結果が出ました。(ガイ・ウィンチ)
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ガイ・ウィンチの自分で心を手当てする方法の書評ブログを続けます。
幸せになるためには人とのつながりが欠かせません。
人的交流がなくなったとたんに、人は元気がなくなります。
人からの拒絶や、孤独がうつ病や不眠などの病を引き起こします。
東日本大震災の際も孤独死が話題になりましたが
コミュニティがなくなることで、人は相当のストレスを感じます。
心の手当てを怠ると最悪の結果を招いてしまうのです。
孤独な人は判断力や注意力が鈍り、意思決定が困難になります。アルツ八イマー病の症状も進行しやすくなるそうです。長期的な健康を考えたとき、孤独のリスクは喫煙のリスクにも匹敵します
タバコの箱には肺がんや心筋梗塞についての注意書きがありますから
禁煙したほうがよいかもと意識できます。
しかし、孤独にはこういった注意書きはありませんから
私たちは孤独を軽く見てしまいがちです。
孤独に対する対策を先延ばしにしているうちに
体と心はどんどん蝕まれていきます。
孤独が心と体におよぼす悪影響を考えれば、手当てをすぐにすべきなのです。
NYの人気セラピストが教える自分で心を手当てする方法 [ ガイ・ウィンチ ] |
孤独をこじらせないためには、3つのことに気をつける必要があります。第一に、誤った現実認識を正し、孤独の悪循環を予防すること。まわりの人や環境をネガティブに評価していると、いっそう孤独になります。第二に、対人関係の筋肉を強化し、相手の身になって考えられるようになること。そうすれば、相手との関係性をスムーズに深められます。第三に、孤独の痛みやつらさをやわらげること。現実的に人とのつながりをつくるのが難しい場合は、これが非常に大切です。
ネガティブな想像は、放っておくと広がる一方です。
これを打破するためには、ポジティブな展開をイメージすることが大事です。
仲間とうまくいく展開をイメージすることで、孤独から早く抜け出せます。
傷つくことを恐れて逃げてばかりでは、ますます孤独になってしまいます。
仲間を疑うのをやめて、周りの人たちを信頼してみましょう。
相手の行動を良いほうに解釈すれば、今いる世界を変えられるはずです。
小さな行動を起こすだけで、孤独な状態から脱出できます。
自分の無力感を追い払うために、人とつながるための行動を起こしてみましょう。
ガイ・ウィンチは、孤独から抜け出すための方法を紹介しています。
1、連絡先に登録している電話番号やメールアドレス、あるいはソーシャルメディアの友達やフォロワーを見ながら、仲がいいと思える人のリストを書きだす。
2、リストの一人ひとりについて、前回会ったりメッセージをやりとりした日付を書いていく。そして、しばらく連絡をとっていない人を重要リストに追加する。
3、重要リストを、一緒にいて楽しい順に並べ替える。優先順位の高いほうから順番に、週に最低一人に連絡をとるようにしましょう。
4、地元の集まりが探せるウエブサイトをチエックする。スポーツや読書、仕事や好きな食べ物など、共通点のある人が集まる場なので話が盛り上がります。
5、興味のあるジャンルを3つ決めて、近くで集まりがあるか確認する。いろいろな活動のジャンルを見ているだけでも、やってみたいことを見つけるきっきけになります。
私も断酒をした時にソーシャルメディアで見つけた勉強会や読書会に参加することで
孤独にならずに助かりました。
また、友達リストを作ることも効果があると思います。
もしもあなたが孤独を感じているのなら
人とのつながりを取り戻して、幸わせな気分を味わいましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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