安藤俊介氏のアンガーマネジメント入門の書評

アンガーマネジメントは、こうした状況を大きく変えるのに役立つ「怒り」のマネジメント術です。「感情」の中でもとくにマイナスな結果を引き起こす原因となりがちな「怒り」に正しく対処することで、健全な人間関係をつくり上げる知識・技術を習得することです。(安藤俊介)


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怒りをコントロールする方法を身に付けたいと思い
安藤俊介氏のアンガーマネジメント入門を読んでみました。
スピードアップされた社会で私たちは絶えず時間に追いかけられています。
また、慢性的な人手不足やコストカットの影響で
一人一人の負担が大きくなり、現代人はイライラを抑えられなくなっています。

しかし、怒りを爆発させても何の解決にもなりません。
逆に、すぐ怒る人だと周りから思われることで
評価が下がったり、人間関係を悪化させてしまいます。
そうならないために私たちは、怒らない技術(アンガーマネージメント)を
しっかりと、身につける必要があります。

私たちは置かれた状況によって、怒りを爆発させたり。笑って済ませたりできます。
上司に怒られた後に他人とぶつかった時にキレたしても
楽しいデートの時には相手をスルーできるはずです。

つまり、出来事そのものがあなたを怒らせているのではなく、あなたは、あなた自身で時と場合に応じて「怒る」という行動を選んでいるのです。あなたを怒らせているものの正体は、あなた自身なのです。「私は、『誰か』や『何か』によって怒らされているのではなく、私は自分で『怒る』を選んでいる」と気づくこと。これが、怒りをコントロール、マネジメントするのに大切な感覚です。何かをコントロールしたり、マネジメントするためには、「やらされている」より「自ら選んでいる」という感覚をもつことが大事なのです。

まずは、自らが怒りを選択していると認識し
自分の感情をコントロールするようにしましょう。

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怒りにふりまわされがちな人には、足りない視点があります。それは「その怒りは損か、得か」といった視点です。もっといえば、「自分」だけでなく 「相手やまわりの人も含めて、トータルで考えて」です。

怒りを爆発させる前に、自分の損得を考えてみましょう。
最近、私は大きく深呼吸して、自分にブレーキを踏みながら
今怒ったらどうなるかを考えるようにしています。

安藤氏は自分に以下の質問をぶつけるとよいと言っています。

■ここで怒ったところで、何か現実がいいほうに変わるのか ?
■ここで怒ることに大きな意味はあるのか?
■怒ったら私にとって一時的にプラスに見えても、長期的に、あるいはトータルで考えたら、大きな損になることがあるのではないか?

多様な視点で自分を観察することで、感情をコントロールできるようになります。
怒りを爆発させる前に冷静に、自分を客観視してみましょう!
アンガーマネージメントの基本は第三者視点で、自分を観察することかもしれません。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

     

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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