人間の脳は、自分のことを話すことで、食べ物やお金よりも強く快楽中枢を刺激されるという。だから、人前で自分のことばかり話すのはほどほどにし、その楽しみをほかの人に最大限譲ってあげよう。(ダイアナ・タミル)
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自分が話すボリュームを減らし、傾聴を心がけよう!
神経科学者のダイアナ・タミルの言葉を信じるなら、人間関係をよくする秘訣は相手の話を聴くことです。傾聴によって、目の前の相手を幸せにできるのです。ニューヨーク州立大学の心理学教授のアーサー・アーロンの研究では、誰かにその人自身のことを尋ねると、一生の友情にも匹敵する絆を、驚くほど短時間で結べることがわかっています。仲良くなりたい人がいたら、相手についての質問を繰り返しましょう。その人に興味をもち、共感することが関係構築の決め手になるはずです。自分が話す量を意識的に少なくし、相手への質問を心がけ、たくさん話してもらうのです。
自分の判断は差し挟まずに、相手の考えや意見を知ろうとすること。(ロビン・ドリーク)
FBlの行動分析官ロビン・ドリークは、初対面の相手と話すときに最も重要なことが傾聴であると指摘します。自分が次に言うことを考えようとせず、相手の話にひたすら集中すべきです。相手と自分に共通する何かを見つけると話が弾み、すぐに仲良くなれるはずです。その相手と良い関係ができたら、次のアポを設定したり、仲間を紹介するなど関係を強化するようにしましょう。高校時代に戻り、友達の作り方を思い出し、新しい仲間との時間を楽しむのです。話をしっかり聴くことで、相手はあなたを好きになり、気の利いた人だと思ってくれます。相手もあなたに新たな友人を紹介してくれるかもしれません。傾聴によって、人脈の輪がどんどん大きくなるのです。
相手との会話で意識すべきこと!
相手に助言したり 、批判がましいことを言ったりするのはやめよう。ただし 、こちらからアドバイスを求めるのは、相手の好感を得るきっかけになる。(エリック・バーカー)
人との会話で気をつけたいことは批判です。批判や不要なアドバイスが相手を遠ざけてしまいますから、共感できることを見つけて、会話を盛り上げましょう。自分の課題について、アドバイスを求めると相手は色々と助言してくれるはずです。ロビン・ドリークは、相手が今どんな課題に直面しているのかを尋ねると良いと言います。人は誰もが、課題を持ち、ストレスを感じているからです。そのことに関しての愚痴を聴いたり、自分の経験を上手に伝えることで、相手から感謝されます。
エリック・バーカーは周りのつながっている人に貢献することで幸せになれると述べています。
つながっている誰かを幸せにしようとすると、自分にも幸せが戻ってくる。幸せな友人は、あなたの幸福度を15%増やしてくれる可能性がある。たとえ友人の友人の友人が幸福になったとしても、あなたがより幸せになる可能性が6%ある。したがって、見返りのことは忘れ、何も求めないことだ。そうすれば、助けられた人はあなたに好感を持ち、あなたも自分自身に満足できる。あなたはただ、友だちとして助けるのだ。
つながっている人に対して、自分の価値を提供するとそれが巡り巡って自分に返ってきます。ギバーになることで、自分の幸福度を15%も高めてくれるのです。多くの人とつながり、貢献することで幸せになれるルールを私は多くの本から学び、今まで実践してきました。確かにこのルールを信じたおかげで、私は幸せになれました。人とつながり、貢献することが幸せになるための秘訣だったのです。
まとめ
相手との仲良くなりたければ、自分のことを話すのではなく、相手の話を傾聴すべきです。つながりができたら、相手に貢献することを考えましょう。相手の話を聴く、アドバイスを受ける、相手の課題を解決することで、相手から感謝されるようになります。相手に様々な貢献をすることで、感謝される回数が増え、幸福度をアップできるのです。
参考書籍 エリック・バーカーの残酷すぎる成功法則
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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