自分の失敗体験をアウトプットしよう!

ガンを克服した元患者は、闘病後に体力も感謝の念も強くなったと述懐する。また多くの軍隊関係者が、戦闘地帯に身を置くような危険な状況を耐えることにより、精神的な回復力が身につくと報告している。(カジミェシュ・ドンブロフスキ)


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最悪の事態が人を成長させてくれる!

ポーランドの心理学者のカジミェシュ・ドンブロフスキは、恐怖や不安や悲しみが、かならずしも望ましくない無用な心理状態であるとはかぎらないと主張しました。多くの困難が実は、心理的な成長のために必要なことが彼の研究でわかってきました。

苦痛を否定するのは、僕らの潜在力を否定することに等しい。

苦痛から逃げていると自分のチャンスを失ってしまいます。人生には苦難がつきものだと捉え、そこから逃げないようにしましょう。苦痛を否定することは未来の自分のためにはならないのです。マーク・マンソンその「決断」がすべてを解決するの中で次のように述べています。

骨と筋肉を強化するために肉体的な苦痛を味わわなければならないように、人は精神的な苦痛に耐えることによって、より強い心の回復力と自己認識力、深い思いやり、そして、より幸福な人生を手に入れることができるのだ。(マーク・マンソン)

私たちの思考は最悪の事態をくぐり抜ける寸前に変わります。人は強烈な痛みを感じるまで自分の価値観を見直せないものです。自分がつらい思いをしなければ、人は厳しい問いかけもしないものです。自分に対する質問をしなければ、何も変わりません。思考と行動を変えるためには、マインドセットを変え、苦難や失敗から逃げないようにしましょう。

苦難や失敗は次のキャリアを形成してくれる!

存在の危機みたいなものが、僕らには必要なのだ。もしかすると、君はいま、そのまっただなかにいるのかもしれない。人生最大の試練から抜け出そうと、もがいている最中かもしれない。以前は大丈夫だと思っていたことが、なにもかもうまくいかなくなって、途方に暮れているのかもしれない。でもそれでいいんだ。それが始まりだから。

苦難や失敗は次のキャリアを形成してくれます。トラブルを体験することが人生の始まりなのです。私は12年前にお酒とストレスのために体調を壊しました。ドクターから大好きだったお酒を止められ、人生の柱を失い、途方にくれました。しかし、いやいや始めた断酒が人生を変えるキッカケを与えてくれたのです。自分の悪い習慣を一つ一つ変えていくことで、私の人生は激変しました。

家にある酒をすべて捨てたり、飲み友達との関係を見直しました。お酒を飲まなくなったために、楽しみがなくなり、激しく落ち込みました。自分が何をすればよいのかがわからなくなり、孤独な夜を過ごしました。一人を避けるために、余った時間を読書会や勉強会に使うようにしましたが、これを続けるうちにお酒が徐々に重要でなくなりました。時間の使い方を夜型から朝型に変えることで、出会う人が変わり、そこから多くのことを学びました。朝活に参加したり、コーチングを受けるこでエネルギーをもらえ、自分について考える時間が増えました。日々、自分との対話を重ねることで、自分のやりたいことが明確になりました。本を出版するという夢が生まれ、それを実現するためにインプットとアウトプットに時間を割くようになったのです。この積み重ねによって、私はアルコール依存症から脱出できました。

ベンジャミン フランクリンは次の名言を残しています。この言葉を実践することで、私の人生はさらによくなったのです。

君の失敗を友人に告げること、それが友人を大いに信頼するということだ。友人の失敗を友人につげるより、偉大な信頼なのだ。(ベンジャミン フランクリン)

私はお酒をやめた時の体験談を包み隠さず仲間に話しています。定期的にこのブログでも断酒したい人のために記事を書くようにしています。断酒に成功するまでの道のりは、失敗の連続でした。断酒から出版までの体験を話すことで、お酒をやめたい人を勇気づけられることに気づけました。お酒で悩んでいる人に役立つ情報を伝えることで、自分の価値を発見できたのです。このように自分の失敗体験を周りに話すことで、誰かに貢献できます。自分の体験をアウトプットすることで、人から感謝されるようになり、私たちは幸せになれるのです。

まとめ

多くの苦難や失敗体験を逃げずに乗り越えることで、精神的な回復力が養えます。存在の危機だと思えるようなことがあなたを成長させてくれます。失敗とはチャレンジから生まれる素晴らしい体験です。この体験を仲間に伝えることで、誰かに貢献できます。ブログで失敗体験を書くことで、幸福度をアップできるのです。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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