時間の使い方を思いきっり変えてみよう!

自分がすでに実行している項目を見つけ、「こんなことはもうやってる!なかなか賢いじゃないか!もうこの本を読まなくていいな」と言うことだ。自分を安心させるのは気分がいい。しかし、あなたがまだ手をつけていない項目に注目しなければならない。ネガティブな事実に着目するのは、気が進まないかもしれないが、それこそが改善への道のりなのだ。一流の専門家は皆そうしている。(エリック・バーカー)


photo credit: Michel Curi Time Flies via photopin (license)

時間の使い方を追跡調査してみよう!

エリック・バーカーは自分ができていないことを客観視することが重要だと残酷すぎる成功法則の中で述べています。読書している時に自分ができていることばかりにフォーカスし、その本から学ぶことはないと考えるのは危険です。達成感を得ることで安心ばかりしていると自らの成長を止めてしまいます。時には自分ができていないことにフォーカスし、変化を選択しなければ、昨日の自分と同じままです。これでは、面白いことが起こるわけがありません。自分ができていないことをしっかりと把握し、そこを改善するように自分の意識を変えるようにすべきです。

その際、自分の時間の使い方を追跡調査するとよいでしょう。「自分がどのように時間を使っているかを把握しないかぎり、使い道のバランスを取ることはできない」と著者は指摘します。インテルの元CEOのアンデイ・グローブは、「会社の戦略を理解するには、彼らが今後するという内容より、今実際にやっていることを調べるべきだ」と喝破しています。まずは、自分の時間の使い方を書き出してみるのです。現実の24時間をしっかりと記録し、ダメな時間を見つけましょう。1週間、自分の時間を記録するといかに無駄な時間を過ごしているかがわかります。数年前に私は自分の時間の使い方を客観視し、自分の生産性の低さに愕然としました。理想の時間とのギャップがありすぎ、隙間時間の使い方を変えることにしました。思った以上に時間を浪費していることに気づけたことで、時間の配分を変えることができました。

自分の理想の時間を明らかにする!

成功するためには、ビッグ・フォーの要素(幸福感、達成感、存在意義、育成)にそれぞれ何時間を配分したかが鍵になります。仕事にばかり時間を費やしていても幸福感は得られません。何に時間を費やし、何ををおろそかにしているかを明らかにして、自分の時間配分を変えてみましょう。私は日々逆算手帳を見返し、自分の行動パターンを考えるようにしています。最近は疲れないように休息を意識したり、家族との時間を大事にしています。読者やブログ、コーチングなど仕事以外のバランスを取ることで、満足感が高まり、自分を変えることができました。できていないことをビッグ・フォーの要素で考えることで、有意義に過ごせるようになります。

くれぐれも、あなたに本当の幸せをもたらすビッグ・フォーのバランスを図ることが大切だ。それぞれに毎週どれくらいの時間を割り当てたいかを決定すること。あとで修正も可能だが、自分が目指すバランスを今決めて、しっかり書きとめる必要がある。一つのカテゴリーに割り当てる時間を決めたら、ほかのカテゴリーでも目指す時間数を書きとめる。

自分の理想の時間を明確にし、それを逆算手帳のデイリービジョンに記入することで自分の意識を変えられます。家族との食事や仲間との時間、自分への投資などバランスを考えることで、自分の人生を魅力あるものに変えられます。

また、貴重な朝時間を大切にして、自分にとって優先すべきことにそれを使いましょう。朝一番に重要なことを終わらせておくと気分が楽になります。

毎日少なくとも1時間、できれば朝の時間帯に「自分だけの時間」を作るのも良い。誰にも邪魔されずに本当にやるべき仕事に専念できる時間。儀式さながらに、このコンセプトを大切にしてみよう。この時間だけは”侵されざる聖域”にするのだ。メール処理やミーティング、電話への応対は「浅い仕事」であることも多い。この一時間は、カル・ニューポートの言う「深い仕事」に当てるべきだ。無益に過ごすかわりに、実際にものごとを前進させる時間だからだ。浅い仕事はあなたがクビになるのを防いでくれるが、あなたを昇進させてくれるのは深い仕事だ。この貴重な時間を、何かと邪魔が入る一日の終わりに持ってきてはいけない。大事な仕事には、フル回転する頭脳で取り組もう。

もっとも重要なタスクを優先し、朝やる癖をつけることがあなたの生産性を高めてくれまます。私は朝の神社での瞑想やブログの執筆を聖域にしています。その後、一日の計画を作り、朝一でもっとも重要な仕事に手をつけます。午前中に優先課題を終わらせておくと、1日を余裕を持って過ごせます。

また、ちょっとした工夫で生産性が高まることをハーバード大学のショーン・エイカーが明らかにしています。これは「20秒ルール」と呼ばれているものですが、とてもシンプルです。あなたがすべきことを20秒だけ早くスタートし、すべきでないことを20秒だけ実行しにくくするというものです。この些細な習慣が、結果に大きく影響することがわかっています。

まとめ

自分の時間の使い方を見直してみましょう。できていることではなく、できていないことにフォーカスするのです。仕事ばかりの人生では幸せな時間を過ごしたとは言えません。理想の一日を書き出して、足りていないことを明らかにしましょう。家族や友人との時間や本当にやるべきことに時間を使うのです。やるべきことをスケジュール表に書き込み、理想の1日を過ごすと、結果を残せるようになり、幸せな気持ちになれます。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

      

    スクリーンショット 2016-04-29 22.16.13

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
習慣化書評生産性向上ブログライフハック時間術
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
起業家・経営者のためのビジネス書評ブログ!
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました