リーサ・ニコルズの「何があろうとくじけない法則」 #習慣化

やるべきことだけに集中しなさい!―夢の実現を加速する「心の回復筋」
ザ・シークレットで有名なリーサ・ニコルズが執筆した素晴らしい一冊です。

この世に生まれてきたからには、あなたにはやるべきことがあり、かかわるべき人生があり、生まれた瞬間からあなたの身に起ぎてきたことはすべて、その目的に向けてあなたの準備を整えさせるためだったということに今すぐ気づいてください。

リーサ・ニコルズは苦労や嫌な体験も自分がやるべきことに必要な準備だと言います。
この一言に出会った私は数週間前に救われました。
脳のトレーニングを日々しているのですが、時々過去の嫌な体験に悩まされます。
しかし、過去の嫌な体験ですら成長の糧になるというリーサの言葉はとても刺さりました。

リーサは、何があろうとくじけない法則」を徹底しようと言います。
未来にフォーカスすること、欲しいものを願い、それについて考え
そこに意識を集中することで、脳の中で変化が起こるのです。
そして、「何があろうとくじけない」と口にすれば
明確な意志が築かれ、夢の実現を加速してくれます。

「私はやるべきことをやり遂げる。いくべき場所に行く。それをやり遂げるために必要な人格を身につける」と宣言するのです。

たとえ、チャレンジがうまくいかなかくても
苦労や挫折は自分を強くするための筋力を鍛える体験だと思えば良いのです。
気分が落ち込んだときにこそ、「心の回復筋」を使うのです。

「心の回復筋」は人生の質を鍛える筋肉です。
■理解する筋肉
■自分を信じる筋肉
■行動する筋肉
■とにかくわかる筋肉
■誠実になる筋肉
■イエスと言う筋肉
■決断する筋肉
■許す筋肉
■最高の選択をする筋肉 など全部で9つあります。
そして、これらの筋肉は使えば、使うほどよい結果を導きます。

この筋肉のおかげで、リーサは苦境のただ中にあっても
その状況がもたらすもっと大きな善に気づけるようになったと言います。
特にリーサはアフリカ系アメリカンが差別される時代に
たった一人で白人の学校に通うという過酷な経験を繰り返すことで
みるみる自信を失っていくなかで、筋力を鍛えることを覚えるのです。

彼女は過去の体験は変えらないが、その経験や今まで耐えてきたことは
未来の素晴らしい自分のために必要なことだったと理解できるようになったのです。

この理解力を高めて物事を眺められるようになると
同じような嫌な体験をしても立ち直りが早くなり
人を思いやる気持ちが強くなることがわかったのです。

「なぜ私が?」と悩むのではなく「どう成長できるか?」と言う
結果に影響を及ぼすようなよい質問をするようにすればよいのです。
たとえよくない環境にいても、自分の思考や行動を変えるような
質問を考え、自分に与えるようにしましょう。

問題が起きたときに「なぜ?」と考える代わりに、
「ここから何を学べるだろうか?」
「ここではどの回復筋をきたえるように求められているのか?」と考えるようになれば
あなたの物語の中に教訓を見つけられます。
そして、それができれば、成長の幅と幸福感は飛躍的に高まるでしょう。

また、人にはあまり期待しすぎないことという考え方が書かれているのですが
私たちは相手を成長させる責任はないのです。
相手が自分でこの筋力を鍛えるか?今の現状で満足するかは相手が決めることなのです。
このルールを覚えれば、コミュニケーションで無駄に傷つくことがなくなります。
古い心配事を捨てて、新しい目標にフォーカスすると
脳がポジティブな可能性の中で生きられるようになります。
意識を変え、明確な意志を持ちながら、「心の回復筋」を活用すれば
必ず自分を成長させてくれるはずです。

今日も読んでいただき、ありがとうございます!
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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