幸福の習慣(トム・ラス&ジム・ハーター著)の書評 人はどうしたら幸福になれるのか?

人はどうしたら幸福になれるのでしょうか?
その問いかけに答えてくれる良書が
最近、読んだトム・ラス&ジム・ハーター著の幸福の習慣です。
本書は、調査会社のギャラップが50年以上かけてきた調査の集大成になっており
この本を読めば、幸せになる方法を体系的に知ることができます。

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世界人口の98%にあたる150カ国で、トム・ラスとジム・ハーターが分析した結果
幸福になるためには以下のの5つの要素が重要だとわかりました。

「ウェル・ビーイング(=幸福・人生の満足)」とは1、仕事に情熱を持って取り組んでいる 2、よい人間関係を築いている 3、経済的に安定している 4、心身共に健康で活き活きしている 5、地域社会に貢献しているーこうしたさまざまな要素が一体となっている状態です。最も重要なのは、この5つの側面が互いに関わり合っていてこそ、私たちが本当に人生に満足し、幸福を実感できるということです。

その中でも、特に1の仕事に情熱を持って取り組んでいる人が
幸せになると本書では力説されています。
自分の人生で仕事を楽しんで、満足している人ほど
長生きしているというデータには驚きました。

ギャラップ社の創設者ジョージ・ギャラップが1958年に行ったある調査では、人が90歳以上まで長生きできるかどうかは「仕事の幸福」次第であることが明らかになっています。この調査で、彼は95歳以上のアメリカ人を何百人もインタビユーしました。1950年代のアメリカでは、男性は平均65歳でリタイアしていましたが、95歳以上まで長生きしている人は、平均80歳まで働いていました。しかも驚くべきことに、彼らの93%は「仕事に非常に満足していた」、86%は「仕事がとても楽しかった」と答えていたのです。

それでは、人はどうすれば、仕事で満足できるのでしょうか?
本書では以下の3つの要素を習慣化するとよいと書かれています。
仕事の幸福度を高める3つの習慣
■自分の強みを毎日活かせるように仕事を組み立てる。
■自分の成長を応援してくれる人を見つける。
■職場の仲間、チームメンバーと一緒に楽しむ時間を持つ。

ビジネスでもやはり好きなことをやるのが良いようです。
それも、自分をサポートしてくれるメンターや
良い仲間と一緒にビジネスをするとより効果があります。

仕事の幸福度が高い人は、毎朝ワクワクして目覚めることができます。家で仕事をしている人でも、学生でも、会社で仕事をする人でも同じです。日々、自分の強みを活かすチャンスに恵まれ、強みを磨いて成長できていると、毎朝期待とともに目覚めることができるのです。仕事の幸福度が高い人は人生の目的(=自分の使命)がはっきりしていて、それを達成するための中問目標もはっきりしています。その一つ一つの中間目標を達成するためのプランも持っています。

仕事が楽しければ、朝も早起きできます。
やはり、人生の目的を明確にして、仕事の中に強みつくるのが良いようです。
幸福を感じるためにも、ワクワク感を持って仕事ができるよう
仕事の中にいつも楽しさを見つけたいものです。
また、日々の生活や仕事、人間関係がうまくいけば
幸福になれるのですから、感謝の気持ちを持ち続けたいものです。

名経営者の佐治敬三氏も次のような名言を残しています。

とにかくワクワクしながら仕事をしてみろ。そうじゃないと人生は面白くならないぞ。(佐治敬三)

今日も読んでいただき、ありがとうございます!

   

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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