ボブ・トビン氏のポジティブ・インパクト まわりにいい影響をあたえる人がうまくいくの書評

1.ポジティブな影響を与えることを優先する。
2.周りの人たちに目を向ける。
3.今すぐに行動を起こす。(ボブ・トビン)


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周りの人たちにポジティブな影響を与えよう!

ボブ・トビン氏のポジティブ・インパクト まわりにいい影響をあたえる人がうまくいくを読了しました。仕事や人生で結果を残したければ、周りの人たちにポジティブな影響を与えるようにすべきです。そのためには、周りの人に目を向け、すぐに行動を起こすことが重要だと著者は言います。

私たちは日々の仕事や生活の中で、誰もがポジティブな影響(ポジティブインパクト)を与えられるのです。相手によいことをすれば、自分の周りの空気が変わり、やがて人生が好転し始めます

言葉や行動を通して人にポジティブな影響を与えることに集中すると、あなたを取り巻く世界がよい方向へ変わります。さらに、あなたの人生が好転します。

「たった一人の力でも変化をもたらすことができる。だから誰もが挑戦すべきなのだ」という名言をジョン・F・ケネディは残しています!たとえ、一人でも自分からポジティブな変化を起こすことで、周りによい影響を及ぼすことができるのです。著者は自分のことばかり考えるのやめ、 人に目を向け始めることで、経済的成功を手に入れることができたと言います。

自分の発する言葉や行動で、相手に前向きな反応、変化、感情をもたらすことができます。あなたのポジティブな言葉や行動によって、他の誰かの人生がよい方向へ変わるのです。ポジティブな影響を与えることを自分の仕事と決め、周りの人のために行動を起こせばよいのです!

人にポジティブな影響を与えるという強い気持ちから、全てが始まります。その気持ちがあってこそ、新たなスキルを身につけられるようになるのです。

人を励ますことで、周りの人をポジティブにできる!

他人に影響を及ぼし、少しでも自分を気高い存在にするような、意義のある仕事をしたいと私たちは願っている。(バリ ー ・シュワルツ)

ポジティブな影響は些細なことでも構わないと著者は言います。イエール大学の組織行動学教授エイミー・レズネフスキー氏とその同僚は、米国のある主要大学病院の用務員を対象に、仕事に関する意識調査を実施しました。その結果、調査対象者は、病院の掃除だけが自分の仕事とは考えていないことがわかったのです。調査対象者の多くが、患者やその家族を安心させるためにできる限りのことを行い、患者のケアを通して医療専門スタッフを支援することが自分の仕事だと考えていました。

彼らは患者と冗談を言い合ったり、看護師が点滴の針を入れやすいように患者を落ち着かせたり、ときには患者と踊ったりするそうです。病院のあちこちで患者家族の道案内をすることもあります。こういった何気ない行動が、用務員たちのモチベーションになり、病院スタッフとの良好な関係づくりに役立っているのです。

前進しようとする人に励ましの言葉をかけることで、相手の人生を変えることができます。

人を励ましてください。そうすれば、相手は新しいことを始めたり、前へ進むことができます。身動きのとれない状態から一歩踏み出せます。

自分の意識を変え、励ますことを習慣にすれば、多くの人たちから感謝されるようになります。人を励ますことで2つの大きな効果を得られます。
1、あなたの周りに行動を起こしている人が集まってくること
2、あなたに会うのを人が喜ぶようになること

また、相手と話をするときに真剣に話を聞くことで、人との関係を改善できると言います。マサチューセッツ工科大学教授のシェリー・タ ークル氏は、30年以上にわたって、オンライン接続が人間に与える心理学的影響の研究を続けています。彼女がインタビューした若者たちは、自分や相手が携帯電話の操作に集中しているときの喪失感を口にしています。

米国のピュー研究所が実施した調査では、調査対象者の82パーセントが、社交の場での携帯電話の使用が会話を損なっていると感じると回答しています。夕ークル氏の研究によれば、2人で話しているときに、携帯電話がテーブルに置かれているか視界に入っているだけで、話の内容も、相手に感じるつながりの強さも変化するといいます。使われていないスマホがそこにあるだけで、人と人とのつながりが弱くなってしまうのです。

タークル氏によれば、自由に発想し、その場に意識を集中して無防備になれるのは、何にも邪魔されない会話をしているときです。相手を大切に思っているのなら、スマホをカバンの中にしまいましょう。目の前の人に集中することで、よい関係を築けるようになるのです。

まとめ

相手に励ましの言葉を投げかける、感謝の言葉を伝える、相手に集中することで、私たちは相手にポジティブな影響を与えることができるようになります。周りの人を幸せにすることで、自分の幸福度も上がります。自分のことだけを考えるのをやめ、周りの人のためにできることを考え、行動に移しましょう!

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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