「好き」からはじめよう 大切なことに気づく45のメッセージ(中島未月著)の書評

中島未月氏の「好き」からはじめよう 大切なことに気づく45のメッセージ
よく生きるための素敵なエッセイ集です。
シンプルな文章の中に、時折、著者の鋭い言葉が潜んでいるので
刺激を受けながら思考することができる良書です。
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ワクワク感や夢を忘れないために、私はこの本を時々読み返します。
女性向けの一冊ですが、硬くなったおじさんの頭を
柔らかく変えてくれるので、おすすめです。

中島氏は迷ったり、不安になったら
シンプルなルール=自分が「好き」な方を選ぶのがよいと教えてくれます。
そうすれば、願いどおりになっていくという考え方には共感します。
人との出会いも自分が動くことがなければ
始まらないという指摘にも納得です。
自分の感性や心を信じ、行動することを忘れないようにしたいですね。

本書にはコピーライターとして活躍する中島未月氏の
45のメッセージが紹介されていますが
今日は私の好きな「夢」「チャレンジ」「言葉」をテーマにしたエッセイを
3つセレクトしました。(今回は自分の好きを優先しました!)

夢をみることは、その夢の向こうがわに現実をみる、ということ。だから、甘い夢ばかりを見ていると、その人の現実は甘くなってしまう。
甘い夢は叶わない。というよりも、甘い気持ちでは叶わない。叶えたいと強く願う夢はほろ苦いと感じることのほうが、はるかに多いはず。
日々の「想い」がほろ苦くなってきたら、それは夢に近づいている証拠、かもしれない。

短い言葉の中で、中島氏は夢と現実をうまく表現していますね。
ほろ苦さを感じたら、夢が叶う証拠という一言は鋭いですね。
凛とした気持ちで夢に望まないと、夢は実現できないのかもしれません。
夢をリアルにするためには、やはり日々の積み重ねが大事なのでしょう。

あたらしいことに、挑戦するとき、自分を変えようと思うときはじめの一歩は、けっこう勇気がいるものだから。最初のわたしは、きっとパワーに満ちていたはず。「なんとなく」ではなく、「どうしても」の気持ち。「できるかどうか」よりも、「やってみたい」気持ち。くじけそうになったら最初のころの、そんな気持ちを思い出してみる。

詰まった時には、初心に戻れと言いますが
夢にチャレンジして挫折した時には
ワクワク感を取り戻すとよいでしょう。
挑戦とは自分を良い方向に変えることなのです。
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言葉には、不思議なチカラがある。それは、いろいろなことを変えてしまう力。今日を変える力だったり、明日を変える力だったり。気持ちを変える力だったり、行動を変える力だったり。だから、夢を語っていれば、いろんなことが変わってゆく。夢を語り続けていれば、語れる未来ができてゆく。自分の考えかたも、行動も語ったことが「ほんとう」になるように、変わってゆく。

夢を実現するために必要なことは
夢を言語化すること、ビジュアル化することだと思います。
言葉にすることで、自分の夢、やりたいことを意識できます。
それをブログに書いたり、人に伝えることで、周りの景色が変わってきます。
夢を実現するための情報が、急に目につき始めるのです。
思考を現実化させるためには
まずは夢を言葉にしたり、リストにすることから始めましょう。
それらが、自らの行動を促し
やがては、未来を変えてくれるようになるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
  

photo credit: 191; Let it grow! via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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