「今」に集中して生きることが重要だと多くの人が言います。
しかし、実際には過去の失敗を思い出して後悔したり
起こりそうもない未来に不安を感じるなど
人間は無駄な行為で、「今」を台無しにしています。
折角ですから、「今」の使い方を変えてみましょう。
自分に与えられた現在を、真剣に生きるようになると
やがて自分の未来の可能性を広げる重要なヒントが見つかるようになります。
そう、ゆっくり一瞬一瞬、自分が体験しているものに注意を向ける練習をすると、地に足がつき、クヨクヨ、あくせくと振り回されることがなくなります。注意を100パーセント「今」で満たすことができたら、将来に対する恐れや、過去に対する後悔が入る余地はありません。(マーシー・シャイモフ)
今を真剣に生きることを選択すると、無駄なことを考える暇がなくなります。
自分のやりたいことを見つけ、まずはそれに集中してみましょう。
ワクワク感が余計なことを考える時間を減らしてくれます。
完全に「今」に在れば、自分のまわりで何が起こっているかに気づくことができ、人々、環境、出来事に感謝できるようになり、心がその気持ちであふれ、安定と落ち着きをつくり出すのです。完全に「自分の身体の中に在る」ことができれば、地に足をつけ、より多くの喜びや楽しみを受けとることができるのです。
やりたいことをやっていれば、たとえ失敗しても
その原因を掘り下げることで、次の可能性が見つかるようになります。
今という貴重な時間を一緒に過ごしている人々や、自分の環境に感謝できれば
視点が代わり、思考の手がかりが舞い込んでくるのです。
斎藤孝氏は生きる喜びは、仕事とともにあるヒルティの幸福論の中で
壁にぶつかったときは、とにかく「繰り返す」ことだと以下のように書いています。
仕事を進めていく上では、関門がいくつもあり、考えて考えて考え抜かなければ、解決に向かわないような課題もある。どんな仕事でもコツさえマスターすれば、決してむずかしくない。そのコツのひとつは、「繰り返す」こと。いい換えれば、何度も手を加えて、仕上げていくという方法を取ることだ。最初はぼんやりと、なんとか輪郭をつかめる程度だった課題も、二度、三度と繰り返すうちにしだいに細部が見えてきて、やがて理解が進んでいく。仕事に没頭していると、この繰り返しは少しも苦にならない。このように仕事に没頭し、繰り返し課題を見直し、取り組み直す。これが本当の意味の”勤勉”だ。繰り返し課題に取り組んでいるうちに、頭の中はたえずこの課題をめぐって働き続けるようになる。こうなると不思議なことに、ちょっとした休息を取っても、その間も思考はちゃんと進むようになってくる。やがて、ある瞬間に、すべてのものがはっきり見え、困難だと思われた課題も突然、解決に至る。最初に抱いたぼんやりとした着想は大きく広がり、立体的な構造を持つ考えとしてまとめ上げられ、強い光を放つようになっている。こうした段階に至ると、次に手がける新しい仕事まで、むずかしく感じなくなるから不思議だ。したがって、ゴールにも達しやすくなっていく。
目的を決めて、何かを始めたら「繰り返す」ことを習慣化しましょう。
まずは、小さな一歩を踏み出し、行動を繰り返してみるのです。
これで、自分にもやれたという自信が芽生えます。
日々の行動が苦にならなくなり、ここから良いスパイラルが生まれ
ますます「今」を充実できるようになります。
行動が無意識化されると苦にならなくなり
日々続けることで、より多くのことができるようになります。
行動を自分ゴト化することで、脳はいつもその目的を意識するようになります。
今を意識し、集中することにより、結果が伴うようになります。
行動を最大化すれば、やがて自分が欲しい情報や人が引き寄せられてくるのです。
点と点がつながり始めると、ビジネスがますます上手くいくようになります。
これで不安や悩みに費やす時間を減らすことができ
充実した時間を過ごせるようになるのです。
「今」を大切にすることが、ハッピーになるための鍵なのです。
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