電子書籍のモノを捨てよ、散歩に出よう(鳥居とり著)が
めちゃくちゃ面白かったので、先日のブログに引き続き紹介します。
自分がいつまで生きているかもわからないのに、もやもやとした嫌な過去をぐだぐだと思い出して、なんになるのだろう。たいていは、余計に疲れるだけだ。あるいは悲劇の主人公よろしく、嫌な思い出にどっぷり浸かって、自分の不幸に酔いしれるのだろうか。暇つぶしとしては、あまりおすすめできない。嫌な思い出を忘れたいのなら、それを連想するようなモノは捨ててしまえばいいと思う。(鳥居とり)
私は44歳の時に過去の自分を捨てました。
それまでは、アルコール依存でぐたぐたな人生を送っていたのですが
一切それを断ち切るために、アルコールをやめたのです。
飲み会への参加をやめ、朝活などの勉強会に居場所をシフトして
自分の人生を有無を言わせず変えることにしたのです。
その後、ソーシャルメディアでアウトプットの最大化を図る内に
出版やセミナーなど今まで考えてもみなかった話が次々と引き寄せられてきました。
最近はドバイの進出支援なども行うようになり
広告会社の営業だった8年前に比べると、私のビジネスも様変わりしています。
嫌な思い出を捨ててしまうと、過去を断ち切れ、新しい自分に生まれ変われるのです。
最近、強く思っているのは、嫌なことは忘れてしまえばいいし、忘れずに覚えていたい楽しい記憶だけで自分の思い出を編み直せばいいということだ。人間の頭なんて、けっこういい加減なもので、頻繁に覚えまちがえたり、記憶を書き換えたりしてしまっているのだから。なのに、わざわざ嫌なことや微妙なこと、どうでもいいことをいつまでも覚えていて、それを思い出させるようなものを手元に置いておく必要なんて、ない。そのへんの思い出なんて、捨ててしまえばいい。過去にまつわるモノだって、捨てればいい。
私もアルコールに依存していた時の、嫌な記憶はほぼゴミ箱に捨てました。
過去のどうしようもない記憶を自分の中に止めておくと
行動するときのブレーキになってしまうのです。
一旦自分をリセットすることで、やりたいことができるようになるのです。
行動するために必要な良い記憶だけを残して
編集し直すことで、人生はうまくいくようになります。
自分の記憶だけでなく、自分の部屋からモノをなくそうと著者の鳥居とりは言います。
情報過多の時代を生き抜くためには、これぐらい思い切ったほうが良いのかもしれません。
これ以上、どこにあるのかわからないモノを探したり、つまらない思い出を連想したり、積み上げたモノのすきまを歩いたりして、余計な手間を増やしたくない。モノも情報もあふれかえっているからこそ、自分の部屋はなるべくからっぽに近づけて、すっきりとわかりやすくしておけばいいと思う。刺激に満ちているこのご時世、身の回りの刺激を減らすくらいで、ちょうどいい。
本書を読んで、自分の部屋を思いっきり、断捨離したくなりました。
コメント