今から一年もたてば、私の現在の悩みなどおよそ下らないものに見えることだろう。(サミュエル・ジョンソン)
本当にこのサミュエル・ジョンソンの言葉からは、勇気をもらえます。
今の悩みは、未来から見れば、たいしたことがないという名言ですが
この言葉を信じて、無駄に悩むのは意味がないと意識を変えてみるのです。
まずは、去年の今頃に頭を悩ませていた問題は、何かを思い出してみましょう。
私はいつもこれを考えると笑ってしまいます。
あれほど悩んでいた重大事項をほとんど覚いだせないのです。
覚えているのは行動した後の失敗だけなのですが
これは、チャレンジした結果ですから、大きな問題ではありません。
悩むのは、未来から見れば無駄なことだとまずは、考えてみましょう。
私も、あなたも、近所の人も、誰もが皆失敗します。大事なのは失敗を認め、そこから何かを学び取って二度と繰り返さないようにすることです。また後悔はほどほどにすることも大切です。しかしほとんどの人は必要なレベルをはるかに超えて自分を責め立てます。不当に自分を非難します。(リック・ハンソン)
また、失敗について後悔するのも意味がないという
脳科学者のリック・ハンソンの考え方にも共感します。
人は誰もが皆失敗し、悩みます。
しかし、私のような凡人はこの事実を忘れてしまうのです。
リック・ハンソンの言葉を信じて
一旦失敗を後悔したり、悩むのを意識的にやめてみませんか?
自分一人が悩んでいるのではないと思えれば、安心できます。
悩んだり、自分を責める時間を減らすことで
私たちはより生産的な時間を過ごせるようになりますし
脳もハッピーになれるのです。
人間はみな、弱い存在である。その意味では、誰の人生であろうと逆境だらけなのだ。したがって、自分の悩みは決して自分だけが抱えているのではない、と割り切ったほうがいい。もちろん自分の悩みと向き合わなければいけないという事実はあり、それを避ける必要もないが、悩みに打ち負かされてはならない。なぜなら、それは他者にも起き得るからだ。そして、他者にも起き得るものは、自分にも起き得る。よって、普段から最悪の状況を想定しておくことも大事だ。最悪の状況を自分の中で想定することによって、それが起きたとき、自分の心の準備ができる。(ジョン・キム)
それでも悩みが止まらない時には、悩みを紙に書き出してみましょう。
悩みに打ち負かされないように、悩みの正体を明らかにするのです。
これをしないと頭の中で、悩みがどんどん膨れ上がり
やがては、自分の行動を阻害させ、ますます泥沼にはまります。
悩みの怪獣をサッサと退治しないと、気持ちが落ち込み
やがては、お医者さんのお世話になる可能性が出てきます。
そうならないために、それが自分だけの悩みなのか?を確認してみるのです。
世界中の誰も解決できない悩みに時間を費やしていると気づいたら
すぐに悩むのはやめましょう!
解決できる悩みだった場合には、悩みを細分化することで
解決ための行動を起こしやすくなります。
いくつかの問題が組み合わさって、複雑になっているならば
それを紐解いて、自分が解決できるサイズに切り刻みましょう。
このサラミスライス法で問題が小さくなれば
行動する気が起きますし、すぐに、取りかかれます。
小さな問題でも解決できれば、自信につながります。
行動した勇気と自分が導いた結果を、思い切り褒めてみましょう。
自分に優しくすることで、悩みより気持ちの良さを優先できるようになるのです。
この繰り返しで、いつの間にか大きな悩みも消し去れます。
また、必要以上に自分を責めるのはやめましょう。
失敗は行動した結果なのだと、自分を認めるのです。
悩みが未来を良くしようという気持ちから
生まれているポジティブなものなら全く問題ありません。
書き出して解決していけば、未来は明るくできるはずです。
ただ、行動を先伸ばした結果の悩みなら、これは見過ごせません。
アクションを起こして、その悩みを自分で取り除きましょう。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Depressed Boy via photopin (license)
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