77のテクニックを真似すれば、必ず文章力がアップする!一瞬で心をつかむ 77の文章テクニック(高橋フミアキ著)の書評

日ごろから、歴史上の偉人や有名な経営者・学者・スポーツ選手・アーティストなどの「名言リスト」を作っておくと文章を書くときに役立ちます。ふだん読んだり観たりしている本やテレビ、映画、漫画で見つけた「これは!」と思うセリフなど、何でも結構です。名言を文中に用いると、あなたのメッセージを読み手に端的に伝えることができます。また、文章の書き出しや締めの言葉として使ってもたいへん効果的です。その際のポイントは、名言だけでなく人物名や出典(書籍名や作品名)も記録しておき、名言に付随する「エピソード』を一言メモすることです。なぜなら、名言はそれだけでも効果的ですが、エピソードが入ることでグッと引き立つケースがあるからです。(高橋フミアキ)

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文章力をアップさせたいと、絶えず私は思っているので
文章術の本を見つけると、ついつい買ってしまいます。
一瞬で心をつかむ 77の文章テクニック高橋フミアキ著)も
前から気になっていた一冊ですが、先日アマゾンで購入し、ようやく読了しました。

私はブログや雑誌の連載を持っているので
自分の文章をより多くの人に読んでもらいたいというのが本音です。
そもそも、本書を読もうと思ったのも
「見向きもされない文章」を「思わず読んじゃう」に一発変換!という
著者がつくったコピーに引きつけられたからです。
私は、高橋フミアキ氏の思惑通りに、行動してしまったのです。
さすが、広告のプロフェッショナルの一冊で
本書の高橋氏の77のメッソドを真似れば
間違いなく良い文章が書けるようになります。

私は高橋氏の36番目のテクニックの「名言リストを作る」に共感しています。
冒頭の文章は本書からの引用ですが、名言を文章に使うことが
いかに効果があるかが、コンパクトに説明されています。
私のブログも名言を型にしているのも
実はメッセージをわかりやすく伝えるためのテクニックなのです。
書評を書くときも、先人の名言や著者の言葉を引用することで
読者に端的にメッセージが伝わるようになるのです。
よい名言を見つけたら、私はEvernoteのネタ帳に保存するようにしています。
名言のネタ帳をを活用することで、ブログを書くスピードもアップしました。

タイトルなど見出しを作成するときにも、本書はとても役に立ちます。
例えば、非道徳的な言葉を入れることで
読み手を一瞬ドキッとさせるテクニックは素晴らしく
私も積極的に取り入れたいと思います。
「とても効果的な話術」を「サギ師に学ぶ話術」と具体的にすることで
読者がちょっと読んでみようと思えるタイトルに生まれ変わります。
このように言葉の使い方を意識するだけで、面白いタイトルが考えられるようになるのです。

ブログや連載で、私がよく使う手も紹介されていました。
ノウハウ、コツなどの「メッソド」をタイトルに入れると読者に期待感を与えられます。
「いつまでも健康でいたい人へ」より「100歳まで生きる人の50の習慣」の方が
はるかに興味がわいて、読んでみたくなります。
読み手はルール秘訣マニュアルなどの言葉をタイトルに使うと
失敗を避けられたり、より多くの情報を得られると考え
本文まで読んでくれるようになるのです。

また、いくつかのテクニックを組み合わせて
タイトルを作るとより読者の心をつかめます。
具体的な数字や割安感、その理由などを組み合わせれば
読者が行動してくれるようになるのです。
生産終了につき在庫処分!高級時計が最大80%OFFなどと書けば
理由が明確なため、なぜ安く購入できるかを実感できます。

この高橋氏の77のテクニックをモデリングすれば、文章力は確実にアップします。
悪い文章と良い文章が対比されているなど、理解しやすい仕掛けが施されています。
どこからでも読めるので、書くのに困った時には、本書を参考にするとよいでしょう。
文章力を磨きたい人にはオススメの一冊です。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

  

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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