怒りをコントロールするための3つのステップ

怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる。(ピタゴラス)

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皆さんは怒りをどう鎮めていますか?
私は怒りをコントロールできずに、今までになんども失敗してきました。
怒りをコントーロールできれば、人生はもっともっとよくなると思いながら
いろいろは本を読みながら、学んできました。

モティベーション日記 夢を実現する戦略的生き方の極意!
ポール・J・マイヤー著)を読んでいて、よい方法を教えてもらいました。
怒りをコントロールするための3つのステップが紹介されていたのですが
これは効果がありそうなので、以下紹介します。

ポール・J・マイヤーが、若い時に生み出したメソッドなのですが
彼自信も若い時はトラブルを起こし、このやり方で人生を変えてきたとのことです。

1、何が怒りの引き金を引くかを見極めよ。
2、怒りに対する建設的な反応を、意識的に選択せよ。
3、怒りを建設的に表現することによって得られる積極的・肯定的な成果と恩恵に集中せよ。

この3つのルールを言い換えると
原因を明確にする!
建設的な対応を考える!
怒りをコントロールし、恩恵を探す!
になります。

3つのステップごとに彼の言葉を引用していきます。

1、何が怒りの引き金を引くかを見極めよ。

怒りというものは、あなたが何らかの形で不当な扱いを受けている、と考えることからはじまります。怒りをコントロールする最も建設的な方法は、この考えのレベルで怒りを処理することです。私は何がその場での怒りを引き起こしているのかを、何とかして見つけ出します。フラストレーションでしょうか。邪魔されたと感じているのでしょうか。収入への脅威を感じているのでしょうか。だれかが私の権威を問題にしたり、私の決定に挑戦したりしようとしているのでしょうか。同僚が協力してくれないことでしょうか。家族のだれかとの間に意見の不一致があるのでしょうか。怒りがぐっと込み上げてきたり、あるいはその徴候を感じただけでも、私は自分自身に「なぜ私は怒りはじめているのだろうか」「何が怒りの原因なのだろうか」と問いかけます。怒りの原因が何であるかの概略がつかめたり、正確にとらえられたりしたら、怒りを処理する第二の段階に進むことができます。

まずは、怒りの原因をまずは徹底的に洗い出しましょう。
理由がわかれば、人は対策を考えれます。
私は怒りがこみ上げてきた時には、すぐに気分転換をするように心がけます。
深呼吸をしたり、その場を離れるなど気分を落ち着かせるのです。
そして、iPhoneに怒りの理由を書き出してみます。
この作業で、怒りが鎮まることもありますし
原因が見つかることで、少し冷静になれるのです。

2、怒りに対する建設的な反応を、意識的に選択せよ。

怒りを感じると私たちの血圧は上昇し、心臓の動悸は早まり、筋肉は緊張し、そして頭脳は敵対的な感情や戦闘的な攻撃へと働きを変えていきます。私は何らかの行動を取る前に、私の目標の達成を妨げるのではなく、達成の助けとなる反応は何であるかを考えます。長い目で見て最も満足のいく、最も建設的な反応を選ぶために、私は「自分の行動でどんな成果を引き出したいのか」と具体的に自問します。私が以前持っていた破壊的な習慣の一つは、アメリ力人が「切手収集」と呼ぶもので私に対してなされた不当な扱いや苦情を心の中で数え上げて追跡してしまうことでした。いまでは建設的な反応を意識的に選ぶことに集中しています。ずっと以前、私は「許す」ことについて手当たり次第に読んだり学んだりすることを自己誓約したこともありました。そのおかげで、私は「切手収集」でなく、単に「許す」こと以上のものを、学ぶことができました。私は人の助けとなり、人を励ますことを学んだのです。

理由が見つかったら、自分に質問をしてみましょう。 
「どんな成果を引き出したいのか?」と自問すれば
怒っている時間がもったいなく思えます。
悪い習慣の「切手収集(自分への不当な評価を集めること)」は捨て去り
自分のための建設的な反応を探すのです。

3、怒りを建設的に表現することによって得られる積極的・肯定的な成果と恩恵に集中せよ。

私は自分の怒りを表現できる建設的な方法をすべて考慮して、それぞれの行動から得られる恩恵を評価します。そして、その中から最善の行動を選択して、ただちに決定的な行動を取ります。積極的・肯定的な成果に焦点を合わせ、望ましい恩恵を予期することで私のモティベーションは燃え上がり、暴言を吐いたり非難したり、あるいは相手を傷つけたりといった破壊的な爆発ではなく、建設的な行動が取れるようになったのです。 私の知っている=部の人たちは、自分の怒りの感情を隠したり、否定したり、抑圧したり、あるいは仮面をかぶせたりしようと、必死の努力をしています。こうした方法は非生産的であったり、まったく破壊的であったりするので、一時しのぎに終わってしまいます。込み上げてくる怒りを自分自身の中に閉じ込めておくことも、そのエネルギーを体外で誘導を誤ったミサイルのように爆発させてしまうのと同様に、よくないことです。抑圧された怒りは、健康上の問題を引き起こしたり、原因となっている怒りとは関係のない、不適切な行動をもたらしてしまったりします。そうではなく、積極的・肯定的な成果を心に描いて、建設的な形で怒りを表現すると、必ずよい結果が得られます。だからこそ私は、平常、自分の怒りを目標から遠ぎかる方向ではなく、少しでも自分の目標に近づくように表現するため、自己誓約しているのです。

暴言や怒りの爆発などの破壊的な行動は意味がありません。
そんなことをしていたら、結果をより悪くするだけです。
怒りがこみ上げてきたら、私は自分の感情をコントロールするために
iPhoneで家族の写真をチェックしたり、名言集を読むようにしています。
こうすることで、自分の人生をより良くしたくなるのです。

ポール・J・マイヤーが言うように 怒りを爆発させるのではなく
自分の目標にフォーカスすることが重要なのです。
モティベーション日記 夢を実現する戦略的生き方の極意!
学びの多い一冊で、オススメです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

   

photo credit: Angry child via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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