プラシーボ効果とノーシーボ効果 脳科学は人格を変えられるか?(エレーヌ・フォックス著)の書評

習慣化

プラシーボ効果とは、偽薬を薬だと偽って投与すると
患者の病状が回復してしまう治療効果のことを言います。
プラシーボの語源は、ラテン語の「喜ばせる(I will please)」に由来しています。
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脳科学は人格を変えられるか?エレーヌ・フォックス著)には
この有名なプラシーボ効果ノーシーボ効果が紹介されていました。

ラテン語で「I will please」にあたる言葉からきた有名な「プラシーボ効果」とは、「これを飲めば絶対自分は良くなる」と信じて薬を飲んだり治療を受けたりすれば、たとえその”薬”が砂糖を丸めたものにすぎなくても、じっさいに具合が良くなったり症状が改善したりするという現象だ。

ポジティブなマインドを持って、偽薬にですら効果があると信じれば
私たちは、病すら治してしまうのです。
本書には、思い込みが病気を治す例が、紹介されています。
砂糖水で作られた偽の鎮痛剤を飲んだ被験者の多くが
ハッピーケミカルと言われるドーパミンやオピオイドを急増させることで
頭痛を治してしまったのです。

一方で、ネガティブなマインドは病を引き起こします。
これを「ノーシーボ効果」と呼んでいますが
人間は具合が悪いと思い込むと、本当に病になってしまうのです。

ところでこのプラシーボ効果には、それほど有名でない双子のかたわれがいる。それはラテン語の「I will harm」にあたる「ノーシーボ効果」で、プラシーボのいわば陰の存在だ。単純に言うと、人間は自分の具合が悪くなると信じれば、ほんとうに具合が悪くなるということだ。

逆に、自分が病であると思うと、本当に病気になってしまうのがノーシーボ効果です。
フラミンガム心臓研究での大規模調査によると
「自分は心臓病にかかりやすい」と信じている女性の死亡率は
そう信じていない女性の4倍にのぼったというのです。
病だと思い込むことで、死亡率を高めてしまうのです。
これは驚くべき数字ですね!

このノーシーボ効果は、薬を服用する際にも影響を及ぼします。
全く効果のない薬でも思い込みによって、副作用が出てしまうのです。
例えば、「薬を飲むと、いつも副作用が出てしまう」
「副作用などの健康被害が心配だ」と思うと
脳がそのネガティブな気持ちに反応し、病を引き起こします。

要は、医学的には、全く無害なものだとしても
脳が自分が病だと信じたり、薬に害があると思い込んでしまった場合には
病気になる可能性が高くなるのです。正に、病は気からなのです。

あなたが、ポジティブな脳(サニーブレイン)を持てれば、健康が手に入り
逆に、ネガティブな脳(レイニーブレイン)を持ってしまうと病になったり
最悪の場合は、早死してしまうのです。
自分の脳をポジティブにするのもネガティブにするのも
結局は、自分の考え方次第ですから
「アフェクティブ・マインドセット(心の姿勢) 」
ポジティブに強化していきましょう!

今日もお読みいただき、ありがとうございました!
   

photo credit: Speak, Memory via photopin (license)

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