サプリメントには栄養素や有効成分だけが入っているわけではありません。添加物もたくさん使われています。サプリメントにおける添加物には粉を固めたり、外側のカプセルの材料になったり、どうしても必要なものもあります。しかしそれ以外に、着色をしたり、甘味をつけたり、香りをつけたりといった目的で使われているものもあります。あるいは単に 「増量」の目的で使われることさえあります。こうした色や香りをつけたりするための添加物は、本来使う必要のないもの、使わなくてもサプリメントを作ることができるものです。(田村忠司)
「これ」を食べればサプリはいらない(田村忠司著)を読むと
身体とサプリメントとの関係を見直したくなります。
著者の田村氏は、医療用サプリメーカー社長であるにも関わらず
「サプリは飲まないに越したことはない」と主張しています。
これは、不思議ですね。なぜなのでしょうか?
健康のために、多くの日本人はサプリメントに頼っていますが
一部のサプリメントには、添加物が多く使われています。
着色料や甘味、香りをつけるなどの目的で
「添加物の塊」になっているサプリもあるというのです。
健康のためのサプリが、一部メーカーの金儲けの手段に利用され
それらを飲むことで、健康を害している人も出始めています。
安易にサプリを選んでいる人が多いのですが
これは、健康のためには、良くないことなのです。
市販のサプリメントの中には、有効成分よりも添加物のほうが多い 、それどころか添加物が大半を占めているものが少なくありません 。重量の大半が添加物……、中には9割以上が添加物というものもあるのです。 「添加物の塊」にお金を払うって、それでいいのでしょうか?
実際、多くの食品やサプリには添加物が含まれています。
エナジードリンクなどは砂糖と香料、合成甘味料が使用されていますが
これなどは元気を出すために、太る選択をしているのと同じです。
サプリも選び方を間違えると、これと全く同じで
もし、あなたが、添加物の塊を飲んでいるのなら
ドブにお金を捨てながら、不健康を選択しているようなものです。
では、どうすれば良いサプリを見分けられるのでしょうか?
田村氏は、パッケージの記載をしっかりとチェックすることだと
以下のように書いています。
パッケージには1粒もしくは 1日分のサプリメントの重さ、栄養素の量が書いてあります。記載がなければ 、誠実な製品ではないと判断してください。サプリメントに添加物がどのぐらい入っているかは、 1粒もしくは 1日分のサプリメントの重さからそこに含まれる栄養素の量を引けば知ることができます。
本書に紹介されているビタミン系のある添加物は
寒天やセルーロースなどのつなぎが全体の2/3を占めていて
ビタミンの総量は、わずか1/3ほどでした。
また、サプリメント原料を合成する際に
摂取する必要のない余分な物質が、入ることも多いそうです。
特に、工場が中国であった場合の信頼性は
原材料の問題まで含めると、極めて低いのでは?と著者は指摘しています。
カプセルに入った完成品を見ただけでは
それが本当に健康によいのか?が、私たちにはわかりませんから
価格や製造紅葉、パッケージを細かくチェックしたり
専門家のアドバイスを受けた方がよいかもしれません。
肌荒れや野菜不足など自分の課題を解決するために
サプリを何種類も飲む場合には成分を見て
必要以上のビタミンなどの栄養素を摂らないようにしましょう。
ビタミンBやCの水溶性のビタミンは尿として排出されますが
ビタミンB6などは摂取上限が設定されています。
脂溶性のビタミンAやEは、しばらく体に蓄積されますから
過剰摂取には、注意が必要です。
飲み過ぎで、調子が悪くなるのは、本末転倒です。
健康のためには、旬な食材を使ったバランスのよい食事と
休息、適度な運動が欠かせません。
健康のためには、実は、生活習慣の改善が一番なのですが
私たちは、それらを改善するのではなく
手近なドリンク剤やサプリに頼りがちです。
まずは、生活習慣、特に食事をヘルシーなものに改善し
足りない栄養素を、サプリでサポートすると考えた方が良さそうです。
サプリを本当に使うべきか?何を選ぶべきか?を判断する材料に
「これ」を食べればサプリはいらないは、使えると思います。
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