偉大な成功には共通項がある。それは「バカバカしさ」である。(リッチー・ノートン)
「バカ?」と言われて大正解 ──非常識なアイデアを実現する(リッチー・ノートン著)は
アイデアづくりの教科書として、最適な一冊です。
古今東西の天才は、バカバカしいアイデアを突き詰めることで
新しいビジネスを生み出し、それを成功させてきたのです。
当初はエジソンもディズニーもプレスリーも「バカ」に分類され
まったく評価されていませんでした。
プレスリーはたった一度のラジオ出演で
元のトラック運転手に戻れと宣告されるのです。
このように当初は、バカだと言われたプレスリーやディズニーが
実は、賢いニュースマートで、彼らが世の中を変えていったのです。
こうした革新的な発明や人物が、経済、私たちの生活、世界観を一変させる原動力になった。新しい賢さによって、画期的な新産業を生み、その結果、膨大な数の人が職を得た。ニュー・スマートへと歩みを進めていく人たちは、「バカ」と書かれた帽子をかぶらされても、果敢に世の中を変革していく人たちなのだ。バカのフィルターを通してあれこれ見てみると、最後まで心に引っかかって残るアイデアはたいてい、過去に「バカバカしい」と、誰かにどこかで決めつけられたものだ。だが世界的に知られる成功物語の主人公たちは、バカなアイデアをそのままで終わらせたりしなかった。ならば、あなたもそれを見習おう。
自分のバカげたアイデアが自分の情熱によって達成されると思ったら
それを突き詰めることで、成功者になれるのです。
アイデアを完成されるまでの長い時間に耐えるためには
そのアイデアに確信がなければなりません。
そして、バカげたアイデアを思いついたら、遠慮せずに行動を起こしましょう。
そのためには初動のエネルギーと勇気が必要になります。
多くの人は面白いアイデアを見つけても、行動しないのですが
成功者はバカバカしいアイデアにチャレンジして、諦めないのです。
「事業の成功の陰には、必ず勇敢に決断している人がいる」と
あのピーター・ドラッカーも言っています。
私たちは、「待つだけの人生」を避けなければいけないのです。
多くのアメリカ人は定年後、自分の夢を先延ばしにしたことを後悔します。
彼らはお金を貯めるために嫌な仕事を続けますが
定年後に夢が実現していないことに気づき、愕然とするのです。
一方、ジェフ・ベゾスはアマゾンのアイデアを思いついた時に次のように考えます。
80歳になった自分を思い浮かべて、「そのとき、自分は何を思うだろう」と想像するのだ。そうすると日常のゴタゴタから自分を切り離すことができる。その年の半ば、結局、僕はウォールストリートの会社を辞めた。つまり毎年もらっていたボーナスがなくなるということだ。たちまち生活は苦しくなるだろう。でも長い目で見れば、後悔しない人生のためのいい決断ができた。
もしも、あなたにバカげたアイデアがたくさんあるなら
80歳になった自分をイメージしてみましょう。
行動しなかったことで後悔している自分になりたくなかったら
自分のアイデアリストを作成して
すぐに優先順位を決めて、アクションを起こすのです。
本書から、バカバカしいアイデアを思いついたなら
すぐに行動すべきだと教えてもらえました。
80歳になった時に後悔したくない人に
「バカ?」と言われて大正解は、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
紹介されている名言やケーススタディは、どれも素晴らしく
読んでいてとてもハッピーになれます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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