失敗は、人生において、避けることなどできません。全く失敗しないようにするためには、常に逃げ腰になって、こっそり生きるしかありません。でも、そんな人生など、はじめから失敗です。(J・K・ローリング)
自分のやりたいことをやらずに、こっそり生きる人生は楽しくありません。
以前の私はアルコール依存症で、自分のやりたいことをやらずに
飲み屋でこっそり生きていました。
それは言い訳まみれの人生で、楽しくない人生でした。
J・K・ローリングに言わせると、それは失敗の人生だったのです。
どん底が人生をやり直す強固な基盤となった。(J・K・ローリング)
J・K・ローリングは1990年に「ハリー・ポッター」のアイデアを思いついたときに
電車で移動中で、隣の人からペンを借りて、紙にアイデアを書き留めたそうです。
彼女は自分のアイデアを失くさずに、メモしたことで成功の一歩を歩みだしたのです。
しかし、その年の12月に母親を難病の多発性硬化症で亡くしてしまい
「ハリー・ポッター」の執筆をやめてしまいます。
翌1991年に、ポルトガルに英語教師として赴任しポルトガルに移住し、1992年に結婚をします。
翌年には、娘のジェシカが生まれたのですが、すぐに離婚をし
1993年末には、娘のジェシカを連れてイギリスに帰国するのです。
その後彼女はうつ病になってしまいますが、娘に助けられて、うつ病を克服します。
そして、生活保護を受けながら『ハリー・ポッター』の第一作目を書き上げるのです。
彼女は最初から、全体のストーリーを考え、執筆を始めたのです。
彼女は自分の頭の中にあるストーリーをとことん考え、書き出すことで
『ハリー・ポッター』を魅力ある作品に仕上げたのです。
『ハリー・ポッター』を発売するまでに
彼女は12の出版社に出版を断られますが、決して諦めませんでした。
13社目の編集者の娘が彼女の作品をこうやって褒めるのです。
「パパ、これは他のどんなものよりもずっと素敵だわ!」と。
ここから、J・K・ローリングの快進撃が始まるのです。
資格や履歴書が全てではないし、人生は思うように進まないもの。だから人生がどんなに複雑で難しいものであっても、それをありのままに受け入れることで私たちは生き抜くことができる。
J・K・ローリングの言葉を読むたびに、私は勇気をもらっています。
私には誇れる資格もありませんし、経歴も普通の大卒です。
アルコールで30代、40代の前半を浪費しまうなど、失敗の連続でした。
しかし、44歳の時に、自分の夢を思い出し、断酒をしました。
そこから、自分を受け入れられるようになり、私の人生は変わり始めたのです。
アルコール依存症を克服するのは、とても辛かったのですが
その経験が私の自信につながりました。
コーチから「お酒をやめたことがすごい」と褒められたことで
自分を認められるようになり、私は自分の夢に向かって、小さな一歩を踏み出せたのです。
ソーシャルメディアやiPhoneの活用法や習慣についてのアウトプットを始めたことが
私にチャンスをもたらしてくれたのです。
J・K・ローリングのどん底時代からのチャレンジを読むことで
私は諦めないことの重要性を学べました。
彼女の逸話はいろいろな本で取り上げられていますが
読むたびに、彼女の思考と行動力をモデリングしています。
人生を変えるのには遅いということはありません。
何かをやりたければ、アイデアを紙に書き出して、行動を開始すればよいのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Room Folders – Part 2 via photopin (license)
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