もしリスクを厭うのであれば、成長することはできない。成長できないなら、理想の自分にはなれない。理想の自分になれなければ、幸せになることはできない。幸せになれなければ、ほかに何を望むのですか?(レス・ブラウン)
レス・ブラウンのこの言葉は鋭いですね。
リスクと成長と幸せの関係がよくわかります。
幸せになりたければ、理想の自分をイメージし
成長のために、チャレンジするしかないのです。
貧民街で育ったレス・ブラウンの夢はラジオのDJになることでした。
毎晩、ベッドでラジオを聞きながら、好きなDJの話を真似していたそうです。
ヘアブラシをマイクに見立てて、夢の世界に浸っていました。
彼は絶えずラジオ局に通い、仕事の空きを探していました。
最初は、作業着姿で出かけたため、マネージャーから相手にされなかったのですが
何度断られても彼は諦めず、ついには無給でラジオ局の雑用係の仕事を手にします。
彼は雑用係をしながら、DJの仕事を全て覚え、チャンスを待つのです。
別のDJが酔いつぶれ、使い物ならなくなっら時に
ラジオ局には、レス・ブラウンしかいませんでした。
彼はほんもののDJの代役として、完璧なおしゃべりを披露して
一晩でリスナーに支持され、成功を手に入れたのです。
ずっと出番を待ちながら、トレーニングを重ねた結果
たった一回のチャンスをものにしたのです。
レス・ブラウンはDJで成功した後、活躍の場を広げます。
ラジオだけでなく、政治や講演、テレビ出演など
多方面で活躍するようになり、成功を収めます。
あなたが別のゴールを設定したり、新しい夢を見るのに、年をとり過ぎているということはない。
そして、彼はいくつになっても、夢を実現できるという名言を残します。
新しい夢は何歳になっても、見られるのです。
夢に年齢は関係がないという彼の言葉を読んで、私は何度も勇気をもらえました。
この言葉のおかげで、私は行動できるようになり
48歳の時に、出版のチャンスを手に入れたのです。
レス・ブラウンはやりたいことを、決して諦めませんでした。
ラジオ局で働くために、何度断られても自分の意志を曲げませんでした。
毎日、家やラジオ局でトレーニングを重ね、自分を鍛え続けたのです。
そして、自分の価値を高め、とうとうチャンスを掴むのです。
自分の価値を他人の評価で決めてはいけない。(レス・ブラウン)
レス・ブラウンの話は、こころのチキンスープ―愛の奇跡の物語で紹介されていますが
幸せになるためには、自分のやりたいことをやることが一番だとわかります。
諦めずに行動を続けることで、夢が叶うことがわかります。
本書の著者の一人のジャック・キャンフィールドは、次のように言っています。
いつもしていることをし続けていれば、いつも得ているものしか手に入らない。(ジャック・キャンフィールド)
自分の夢を叶えたいと思ったら、私たちは新たな行動を起こさない限り
その目標を達成することはできないのです。
いつもと同じことを繰り返すだけでは、人生は変えられません。
新たな行動を起こし、それを習慣化することによって
私たちはチャンスを引き寄せられるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Tengo ganas de ti via photopin (license)
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