人生は、ハイキングと同じです。「きついなあ」と感じる時は、山を登っているのです。「きついなあ」「しんどいなあ」と感じる人は、成長している人なのです。ハイキングをしている人は、ハアハアと息をはずませながら、苦しそうな顔をしていません。顔はニコニコ笑っています。だんだん景色のいいところに近づいているのを、知っているからです。今、辛いですか。それなら、大丈夫です。(中谷彰宏)
今回、タキマテックの取締役として、経営陣と一緒に
MEE2016という中東最大のエレクトリックショーに出展してきました。
ドバイの展示会には、アジア、アフリカ、中東、ヨーロッパの出展者やバイヤーが数多く集まります。
彼らが、日本のベンチャー企業にたいへん興味示してくれ、初日から商談が盛り上がりました。
中東の展示会は購入が前提になっているため、価格や取引条件が曖昧だと、前に進みません。
商品への期待値が高いため、質問も多岐にわたり、会期中、メンバー全員がその対応に追われました。
参考展示した商品の仮説が間違っていたり、修正が必要な部分がいくつも見つかりました。
イベント途中で「きついなあ」と感じることが何度もありました。
難しい問題が次々起こり、出展が失敗だったのか?と落ち込みもしました。
毎晩、ホテルに帰ってから、メンバーで集まりミーティングを重ね
新たなアイデアを出し合いながら、その度に解決策を見つけました。
厳しい質問を受けるたびに、絶望的な気分になりましたが
「負けるものか!」を合言葉に、メンバーでアイデアを出し合うことで
ドバイでのビジネスの可能性を広げました。
こんな商品はないのか?というリクエストも集まり
ドバイマーケットの攻略のための商品アイデアが数多く生まれました。
また、毎晩、真剣な会議をすることで、メンバーの強みもわかりました。
厳しいミーティングのおかげで、経営陣の絆も強まり
結果的にドバイの展示会に出展したことで、多くの果実を手に入れられたのです。
もしも、途中で諦めていたら、ドバイへの出展は失敗でしたが
メンバーが商品の可能性に賭けて、みんなで対応を考えたおかげで、成功に近づけたのです。
もし、チャレンジしなければ、今回の課題は見つからなかったはずです。
ベンチャー企業がドバイのマーケットを目指すのは、難しいという指摘も受けましたが
少なくともドバイに行くことで、ビジネスのきっかけを作れました。
もしも、日本で何もせずにくすぶっていたら
ドバイでのビジネスは、スタートしていなかったはずです。
まだまだ、ハードルはありますが、今回の課題を解決して
できるだけ早くドバイ・中東でのテストマーケティングを開始したいと思います。
冒頭の中谷彰宏氏のメッセージは、あなたの出会いはすべて正しいの中の言葉ですが
つらいことがあったときに、読み返すようにしています。
しんどいと感じる時には、良いことが起こる寸前だと思って
ニコニコ笑顔でいれば、良いことが運ばれてくるのです。
どんな問題が起こっても、諦めなければ、大丈夫だと中谷氏は言います。
海で船が沈んだ時、助かる人と、助からない人に分かれます。泳げる人が助かって、泳げない人が助からないのではありません。泳げる人で助からない人もいれば、泳げなくても助かる人もいるのです。溺れてなくなる人は、ほとんどいません。たいていは、体温の低下で助からないのです。体温は、水から奪われるのではありません。心の中から、奪われるのです。「泳げない」「もうだめだ」と思った瞬間、体温はどんどん下がっていきます。「まだ、大丈夫」という希望が、熱を出して、体温を上げるのです。
ダメだと思わずに、いつも大丈夫だと考えることで
私たちは解決策を見つけられるのです。
逆境を乗り越えるための最も簡単な方法は
「諦めずに、大丈夫!」とニコニコ笑顔で、自分を励ますことなのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: The Dubai Fountain – Burj Khalifa via photopin (license)
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