良いものを便利で手近なところに置きなさい。そして悪いものを不便で遠いところに置きなさい。(ケリー・パターソンほか)
ケリー・パターソンやデヴィッド・マクスフィールドなどが書いた
人間関係 自分を見違えるほど変える技術 チェンジ・エニシングには
習慣化に関するヒントがたくさん書かれていて、勉強になります。
良い習慣を身につけたければ、習慣にしたいものをそばにおけばよいのです。
また、悪いものは自分から遠ざけるだけで、行動を改善できまます。
読書を習慣にしたいのなら、部屋の目立つところに本をおけばよいのです。
TVを見たくなければ、リモコンを隠したり、番組表を遠ざけましょう。
ダイエットをしたければ、甘いものを隠してしまうとよいと多くの専門家も言っています。
エクササイズを増やしたいなら、マシンをリビングや寝室に置けばいい。地下室に置いたり、ジム通いをするのは好ましくない。喫煙量を減らしたいなら、タバコは遠くの部屋の手が届きにくい棚に置くか、家の中には置かないことだ。支出を減らしたいなら、ブラウザーのお気に入りに登録したショッピングのサイトは削除しよう。買い物癖から「電子的」に距離を置くのだ。言わんとすることはわかっていただけると思う。周囲の空間が自分のチャレンジを後押ししてくれるように、モノの配置を工夫しよう。
私はお酒を9年前にやめたのですが、このためにいくつかのルールを作りました。
一番最初に、家中にあったお酒を全て処分したのです。
ビールやワインなどを全てキッチンの流しに捨てて、断酒の覚悟を決めました。
次に、飲み友達との関係も絶ちました。
彼らに誘われると間違いなく飲んでしまうので、しばらく会うのをやめたのです。
またランチやディナーもカフェやファミレスなど、お酒を意識しない場所で食べました。
居酒屋や馴染みの店には、一切近づくのをやめたのです。
お酒をイメージする仲間や場所を全て遠ざけ、距離を置いたのです。
お酒に関わるモノを全て遠ざけることで、飲酒という悪い習慣にさよならしたのです。
3ヶ月程度で、お酒をやめられたのでは?と考えられるようになり
半年後には、お酒をイメージせずに食事のオーダーができるようになったのです。
私が断酒に成功した瞬間でした!
本書では習慣を変えるためには、意志の力に頼らなくてもよいと書かれています。
悪い習慣の6つの発生源をつきとめれば、自分を変えられるというのです。
自分が嫌な行動をする瞬間を見つけ、そのためのルールを決めるだけで
行動をよい方向に変えられます。
「影響力の6つの発生源」は以下の通りです!
今後、何回にかに分けて、ブログで解説記事を書いてみたいと思います。
■個人レベルのモチベーション(動機付け)
■個人レベルの能力(意志を強くするスキル)
■社会レベルのモチベーション(周囲の人々が及ぼす影響力)
■社会レベルの能力(周囲の人々のサポート)
■構造レベルのモチベーション(報酬や罰則)
■構造レベルの能力(環境の変化)
自分に何が影響しているのかを自覚すること、原因を明らかにして
対策を考えれば、意志力に頼らずとも習慣を変えられることを
本書人間関係 自分を見違えるほど変える技術 チェンジ・エニシングから学べます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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