アルコールと睡眠の最悪の関係をショーン・スティーブンソンから学ぶ!

習慣化

眠っているあいだ、人は実際に賢くなっているということをご存じだろうか?睡眠には貴重な役割がたくさんあるが、「記憶の整理」と呼ばれる働きの凄さにスポットがあてられることはあまりない。これは、時間の経過とともに忘れてしまう「短期記憶」や経験を、一度入ったら消えることのない長期記憶に変える働きを意味する。記憶の整理は、睡眠中に複数回訪れるレム睡眠の影響を強く受ける。レム睡眠を十分にとれていればいいが、そこに邪魔が入ると、記憶と健康が被害を被ることになる。(ショーン・スティーブンソン)


photo credit: RobW_ La Mancha Bar via photopin (license)

ショーン・スティーブンソンSLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術書評を続けます。
アルコールを夜に飲むと寝つきが早くなることは、研究で実証されています。
これは一見良い話に思えますが、実はアルコールは睡眠に残念な結果をもたらします。
アルコールはなんとレム睡眠を大きく阻害してしまうのです。
アルコールを大量に飲むと脳の整理のためのレム睡眠に入り込むことも
レム睡眠の周期も安定しなくなります。
これでは、脳と身体の完全な回復は見込めません。
アルコールが残った状態で眠った翌朝は、目覚めても気分がすっきりしないのはこのせいです。
以前の私は深酒を繰り返し、いつも睡眠が中途半端でした。
翌朝も完全な二日酔いで、生産性も低く
目標をなかなか達成できないダメダメ人間でした。

これはアルコールの中のアデノシンが原因だったのです。
アデノシンは、血管を拡張するはたらきのある物質ですが
アルコールを飲みすぎるとこのアデノシンの力が不自然に高まります。
この結果、睡眠恒常性が狂い、私たちの身体はそれを元に戻そうと必死に働きます。
就寝前に深酒すると、眠り始めた最初の段階で通常のレム睡眠よりはるかに深い眠りとなり
その後通常のレム睡眠よりさらに眠りの浅い「リバウンド効果によるレム睡眠」がやってきます。
身体はそうした異常事態を何とか改善しようと睡眠中も仕事をするのです。
過度の飲酒はこのような不安定な眠りの原因になります。

良質な睡眠をとるのと、酔っ払って気絶するのでは全く睡眠の質は異なります。
アルコール依存症の頃の私は、毎晩気絶を繰り返し、自分を追い詰めていたのです。
10年前に断酒した私は、今はアルコールを飲んでいませんが
ミズーリ州のワシントン大学の研究チームの調査結果を読んで驚きました。
アルコールを摂取している人は、正常なサイクルで眠っている人に比べて
アルツハイマー病に関係する兆候が多く現れることが明らかになったのです。
睡眠の質を下げることや 脳の機能を損なうことは、絶対に避けたほうが良さそうです。
アルコールの飲みすぎは、心や体の病気を引き起こすだけでなく
私たちのパフォーマンスを間違いなく下げてしまいます。

寝る前にお酒を飲めば、排尿衝動が生じる。当然、これも睡眠を阻害する。膀胱を開放したくなって起きあがれば、睡眠のリズムは乱れる。おしっこをすれば、どうしたって目が覚めてしまう。アルコールが残った状態で眠り、途中で目が覚めると、身体の回復に必要な睡眠の段階になかなか戻れない。寝る間際にお酒を飲むなら、ベッドに入る前にトイレに行く時間をたっぷりとることを忘れないでほしい。

また、就寝前にお酒を飲みすぎると、トイレに行きたくなります。
この排尿衝動が睡眠の質を下げてしまいます。
トイレという観点からも、就寝前にはなるべくお酒を飲まないようにしましょう。

体の中からアルコールの影響をなくすことも意識しましょう。
気絶ではなく良質な睡眠を取りたければ
アルコールを飲んだら、必ず水で洗い流しましょう!

睡眠を完璧にしたいと思っているなら、禁酒する時間帯を決めて、寝る数時間前には確実にアルコールが身体から抜けるようにしよう。そうすれば、友人や家族と過ごす時間がますます充実したものとなる。また、お酒を飲むときは水をたくさん飲むとよい。アルコールがあっというまに血液中に吸収されるのは、アルコールが液体だからでもある。アルコールの影響を早めに消したいなら、水をたくさん飲んでアルコールの代謝で生じた老廃物の残りを洗い流せばよい。

自分の脳を守ったり、体の健康を意志するためには
過度のアルコール摂取を控えた方が良さそうです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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