クラスのみんなが言っているから、先生が言っているから、テレビの人が言っているから、という「皆が言ってるから自分もそちらに与する」という思考特性がつく前に、「皆が間違っていることも大いにある」ことを子どもに教えたいものです。「自分の考えは何か」「自分は何をすべきか」を自分で決める習慣こそ、主体性の根本だからです。(ムーギー・キム)
一流の育て方―ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる
(ミセス・パンプキン&ムーギー・キム著)の中の、同調圧力の話がとても印象的でした。
私は子供たちから「みんなが持っているから」
「みんながやっているから」という理由を言われるのが
あまり好きではありません。
主体性のない発言を子供たちにされると、反論したくなってしまうのです。
子供は周りの環境に影響されやすいので
「みんなが◯◯」という発言には注意が必要です。
優しい親になる選択を繰り返すと、子供の自主性をなくしてしまいます。
子供達にこれを許すと、やがては自分の頭で考えなくなり
何もやりたいことが見つからなくなってしまうのです。
日本の学校教育では、右へならえという同調圧力が働くので、注意が必要です。
自分で考えるきっかけを家庭で与えないとたいへんなことになります。
子育てを学校任せにしてはいけません。
また、メディアへの接し方も親が教えるべきかもしれません。
TVやメディアの情報がすべて正しいと考えるのは、よくありません。
時には一緒にTVを見ながら、親子で会話をする時間を持ちたいものです。
テレビや新聞のニュースがいつも正しいとは限らないとか、ある話題を取り上げては、どのメディアもこのように報道しているが、自分は違う意見だなどと、子どもたちによく語りかけていました。そして子どもたちに 「お前はどう思うのだ? と聞き返し、意見や感想を言わせていました。生き方についても、夢や目標もなく大勢に流されたりついていくだけの人間にならないよう、口を酸っぱくして言い聞かせていました。
適切な質問を伴う親子の会話が、子供の主体性を育むのかもしれません。
キャスターの発言が正しいか?を子供に確認し
多様な意見があることを教えるべきです。
ここから、子供に夢を持たせることができます。
ニュースを見ながら、自分の頭で考えることを教えれば
子供を確実に成長させられます。
新聞を読んだ時に、気になるニュースを読ませたり
面白いと思った本を共有するのもよいかもしれません。
嫌でもしなくてはならないことがたくさんあるのが人生ですから、子どもが興味を持ったこと、自分からやりたがるようなことは、どんどん体験させてあげましょう。 「好きなものに夢中になる」過程では、積極性や自主性、責任感の育成に加え、友だちの輪が広がるなど、さまざまな意外な効果が生まれるものです。
また、好きな本を買わせたり、観たい映画を選ばせましょう!
親が子供の可能性を伸ばすようにすれば、自主性や積極性を養えます。
「子供が夢中になること」をキーワードに子育てをしてみましょう。
子供が同調圧力に屈しないようにするのも親の大事な仕事だと
本書を読むことで、気付けました。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
photo credit: Television via photopin (license)
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