私は「捨てられない」というのは、人の老化現象のひとつだろうと考えている。人間、年を取ると、だんだんモノを捨てられなくなる。「思い出のある品物だから」と年寄りはいうが、なに、そんなことはない。ほんとうのことをいえば「捨てる」ことが、ただ億劫なだけ。(斎藤茂太)
「捨てられない」のは、老化の証拠なのでしょうか?
斎藤茂太氏の「捨てる」「片づける」で人生が楽になるには
老いと断捨離の関連性が書かれているのですが
本書を読むと捨てるという行為の重要性を理解できます。
捨てるとは、自分が今使う物だけを選ぶ能力です。
使わないものがあったなら、きっぱりと捨てることを決めなければなりません。
この選ぶ力と決める力がないと、モノはどんどん溜まっていき、部屋が乱雑になります。
年を重ねると、この捨てる能力がなくなると、斎藤氏は書いています。
確かに、孤独な老人の家庭はモノにあふれています。
私の亡くなった父の部屋も捨てられない洋服や雑誌であふれていました。
年をとると、捨てることを決断できなくなるのかもしれません。
あるいは、斎藤氏が指摘するように
ただただ片付けが億劫になってしまうのかもしれません。
古いモノに囲まれ生活していれば、気持ちを変えられず、老化が早まりそうです。
嫌なモノを捨てずにいれば、「気」も悪くなり、自分のエネルギーも低下します。
汚い部屋が気力を萎えさせてしまうのです。
また、思考もモノと同じで、変えないと進歩がなくなります。
不要な過去の「考え方」や「思い込み」を捨てて
新しい思考法を取り入れるのも断捨離なのです。
新たな情報を取り入れるためには、過去の知識や体験が邪魔になります。
いつもと同じでよいと考えれば、変化できなくなります。
新しいことにチャレンジしなければ、私たちはあっという間に老け始めるのです。
ごちゃごちゃした頭のままで、行動を変えなければ
あっという間に人は老けていき、過去とともに生きるようになります。
捨てられないのは、行動力が衰えている証拠です。
どんどん片付けるようにして、自分を若いと思ってしまうのです。
若くて元気だから、部屋を片付けられと思うことで、意識を変えらえます。
人は古いもモノを捨てれば、気分をスッキリできます。
このスッキリがエネルギーになって、若さを維持できるのかもしれません。
今日は自分を若いと信じて、朝から部屋の整理をしています。
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