賛成する人がほとんどいないとき、周囲のみんなが激しく反対するとき、それでも自分が「これは大切な真実なんだ!」と思えるとき。みなさんは世界を変える第一歩を踏み出しています。逆風が吹き荒れても、周囲の大人たちがこぞって反対しても、怒られ、笑われ、バカにされても、そこでくじけてはいけません。あなただけの「ミライ」は、逆風の向こうに待っているのです。(瀧本哲史)
ミライの授業は、瀧本哲史氏が中学校3年生向けに行った講義がもとになっています。
彼は本書で「未来をつくる法則」を若者たちに紹介しています。
世界を変えるのは、いつも新人たちだと瀧本氏は指摘します。
大人たちは自らを変えられず、世代交代=若い力が世の中を変えていくのです。
パラダイムが大きく転換している現代、あるいは近未来においては
若い世代のパワーを使わなければ、問題点を解決できないかもしれないのです。
瀧本氏はミライの良さを子供達に以下のように伝えています。
ミライは子供達の中の手にあることを以下の言葉で再認識できます。
未来には、ひとつだけいいところがある。それは、「未来は、つくることができる」という点だ。
若い世代は、常識にとらわれない分だけ、新しいことを考えられます。
過去の賢人たち、ニュートンやフォードなどは「魔法」の力で未来を変えてきました。
同じように今の子供達も魔法を学んで、ミライを変えるために
学校に通い、勉強をしているのです。
学校はそういった意味で「未来」と「希望」の工場と言えるのです。
いつの時代にも「未来をつくる人」がいた。錆びだらけの古い鉄膨をこじ開け、あたらしい道の先頭を歩み、時代を少しだけ前に進める人がいた。彼らを「安い人」や「ロボット」で代用することはできない。なぜなら彼らは、ほかの人では絶対にできないこと、自分にしかできないことに取り組んで、古い世界を一新させてきたからだ。誰かが舗装した道路を進むのではなく、自分で道を切り拓き、未来を切り拓いてきたからだ。だからきみたちも、未来をつくる人になろう。
ミライの授業 [ 瀧本哲史 ] |
本書には多くの未来を変えてきた偉人たちが紹介されています。
ベーコンは小さな違和感を感じること、疑うことから
未来を変えられると私たちに教えてくれます。
小さな違和感を感じ、たくさんのウソや迷信を見つけることが 未来を変える入り口なのです。
人を疑うのではなく、コトを疑うことを考える習慣にするのです。
瀧本哲史氏は本書で未来をつくる5つの法則を紹介しています。
総勢20人の賢人を紹介しながら、瀧本氏が未来の作り方を教えてくれます。
法則1 変革の旅は「違和感」からはじまる
法則2 冒険には「地図」が必要だ
法則3 一行の「ルール」が世界を変える
法則4 すべての冒険には「影の主役」がいる
法則5 ミライは「逆風」の向こうにある
子供だけでなく、大人も楽しめる一冊になっています。
私たちはいくつになっても学ぶことを忘れてはいけないのです。
逆風を気にせず、チャレンジすることが成功の秘訣なのです。
大人の未来もこの5つの法則によって変えられるのです。
個人的には日本国憲法づくりに奔走したベアテ・シロタ・ゴードンの話に共感しました。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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