「つい、余計なものを買ってしまう」を防ぐためには、買い物リストをつくって、それだけしか買わないように心がけること、余計なお金を持っていかないことが何よりです。買うものを目に見えるかたちで書き留めておくと、それ以外のものを買うときに、ちょっとした心理的抵抗が生まれます。(菅原道仁)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
前回のブログに続き、脳神経外科医の菅原道仁氏の
そのお金のムダづかい、やめられますの書評を書きます。
菅原氏は、私たちの脳には「無駄づかいグセ」があるといいます。
それらのクセを知ることで、お金の「無駄づかい」を防げるのです。
買い物の質を高めることで、私たちはお金を有効活用できるようになり
人生の満足度を高めることができます。
マーケティング分野でも「脳のクセ」の研究が進み、売り場を日々改善しています。
それに、流されずに必要なものだけを買うクセをつけないと
脳は不要な買い物を続けてしまうのです。
スーパーやコンビニエンスストアの売り場では
客に買わせるための仕掛けが、店中に施されています。
脳のクセや視線が分析された結果に基づき、棚やラックに最適な商品が置かれているのです。
カラフルに飾られた特売品コーナー、セールのPOP、レジ前のお菓子や電池
もう一品買わせるためのメニュー提案などが私たちの財布を狙っています。
これを避けるための簡単な方法が、実は買い物リストなのです。
余計なモノを買わないためには、昔ながらのこのシンプルな方法が効くのです。
買い物リストをつくって、それだけしか買わないように心がけることと
余計なお金を持っていかないことで、買い物への心理的抵抗が生まれます。
その際、クレジトカードや電子マネーを使わないようにするのもポイントです。
最近はどの店も電子マネーが使用できますから、注意が必要です。
そのお金のムダづかい、やめられます [ 菅原道仁 ] |
高額のものを手にしてしまうと、その後の出費を抑えたくなる傾向にあります 。たとえば高級肉といくつかの食材を買うにしても 、先に肉を手に取った場合と、他の食材を見てから高級肉を手に取った場合とでは、買い物総額に差が出ることが明らかになっているのです
また、最初に高額のモノを手にするのも効果があります。
こういう購買時の脳のクセを知ることで、余計な出費を防げます。
菅原氏は、余計な買い物を防ぐための3つのメソッドを本書で紹介しています。
■ちょっとした買い物でも買い物メモを持参する
■買うものぎりぎりのお金だけを財布に入れる
■買い物をするときは、その日に買う中で一番値が張るものからみていく
この3つの習慣が、無駄づかいを防いでくれます。
今日の節約が、未来の自分のためのお金を生み出すと考えて
買い物リストを積極的に書こうと思い始めました。
リストマニアになろう!の記事もぜひお読みください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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