すでにベテランであろうと、就職したばかりであろうと、誰もが自分で将来のキャリアについて考えをめぐらせる必要がある。労働市場やそのなかにおける自分の立場が、今後どう変わっていくのかは誰にも予言することはできない。私たちはつねに前向きに、新たなチャンスを探しながら、スキルを身につけ、人間関係を築いていかなければならない。それが後悔せずに生きていく最善の方法だ。(パトリック・J・マクギニス)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
パトリック・J・マクギニスの10%起業 1割の時間で成功をつかむ方法を読むと
私たちが今後、どう働けばよいかがよくわかります。
ITやロボティクスの加速度的な成長により、労働環境は激変しています。
この10年で「なくなる職業」をAIの研究者であるマイケル・A・オズボーン氏らが
2013年に発表しましたが、ニュースサイトやソーシャルメディアで何度も話題になっています。
『雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか』という過激なタイトルで
20年以内にはアメリカの702職業のうち47%の職業が機械化できるというのです。
(失業の可能性が高いリストでもあります。)
銀行の融資担当、不動産ブローカー、ホテルのフロントなど
多くの馴染みの職業がリストアップされています。
この研究を受け、NRIでも日本の601の職業をリストアップしています。
これを読むと自分の未来に不安を感じてしまうかもしれません。
しかし、10%起業家になることで、それを解決できそうです。
自分の本業のビジネスを行いながら
新規事業は常に10%の余剰リソースを使ってやれば
新たな収入を確保でき、未来のための種まきができるのです。
自分のスキルを他者のスキルに掛け合わせることで、新しいビジネスを生み出せます。
10%起業 [ パトリック・J.マクギニス ] |
起業とはいちかばちかの賭けではなく、今までの生活に付け足すものだ。起業により収入の可能性が広がり、リスクから身を守ることができる。生活もより豊かで楽しいものに変わる。すばらしいことだと思わないだろうか?
昔ながらのルールに従って成功と達成感を得るのはやめたほうがよさそうです。
ゲームのやりかた自体が変わったことに気づかぬまま
「もっと」を求めてルールブックに書かれた内容で、戦っても意味がないのです。
人生と同じでキャリアにも曲がり角は訪れますが、ITの進化がそれを助長しています。
ビジネスマンだからといって、既定路線を歩かなくてもよいのです。
才能ある人々の多くはすでに、これまでには考えられなかったほど
自由にキャリアを設計していることが、本書のケーススタディを読むと理解できます。
自分の強みを見つけて、そのスキルを世の中のために使うのです。
時間、資金、スキルの10%を新しいビジネスのために活用してみましょう!
今、あなたには 2つの選択肢が残されている。すでに決まった道筋を自動運転で進むか、自分のゲームを始めるか。そのどちらが優れているか、答えは明らかだろう。自分でハンドルを握り、思うままにアクセルを踏む。今がそのチャンスだ。これ以上待つ必要はない。
古いキャリア設計にしがみついたまま、10%起業の考え方を取り入れないなら
人生をより豊かにする機会を逃してしまう可能性が高まるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
photo credit: Street style @ NYFW Men’s S/S 2017 via photopin (license)
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