自分の立ち位置を知り、目標を定める同じ業界に、あるいは同じ役職に長年携わっていれば、日ごろの仕事の一つひとつが当たり前のことになり、本当はそのどれもが特別な作業であることを見逃してしまう。(パトリック・J・マクギニス)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
パトリック・J・マクギニスの10%起業の書評ブログを続けます。
著者が指摘しているように、私たちは意外に自分の強みを理解していません。
同じ業界の人とだけ、付き合っていると自分の価値に気づけないのです。
他の人から見たら、それは素晴らしい知識や能力かもしれません。
パトリック・J・マクギニスは、自分の棚卸をすべきだと書いています。
今、自分がいる場所から離れて、自分のキャリアを分析すると
自分の能力が特殊であることに気付けます。
ルーティンから脱却し、今いる場所から離れると、あなたのもつ知的資産が特殊能力であることに気づくだろう。1、自分は何がしたいのか? 2、自分は何が得意なのか?この2つの問いに対する答えが交わる部分こそ、あなたが目指す領域となる。基本的に、その交差部こそがあなたの興味と一致し、かつ最も効果的に知的資産を、つまり長所を生かせる分野だからだ。
自分の本当の目標と、自分のスキルが交差した部分に
未来のチャンスが眠っているのです。
これを探すことで未来は明るくなります。
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「機会費用ゼロ」エクササイズの結果を見返し、キャリアレポートを読み直す。それが、あなたの長所を生かせる分野を探す近道となる。あなたの得意分野が、あなたにとって楽しい世界へ通じるドアを開ける鍵となる。
隙間時間を使って、起業すると考え、自分のやりたいことを書き出してみましょう。
その時にこれからかかるお金など気にせずに、自分がワクワクすることをリストにします。
そして、過去のキャリアをストーリー形式にまとめ、自分でなんども読み返してみるのです。
周りの人に読んでもらって、共に可能性を探ってみるのもよいかもしれません。
この作業の繰り返しによって、新たなビジネスの可能性が広がるのです。
今年になって、みらいチャレンジというベンチャーを起業したのですが
事前に自分の強みとキャリア分析をしました。
IT弁護士の中野秀俊氏と話しているうちに、お互いのスキルを掛け合わせれば
社長の課題を解決できるプラットフォームが作れると考え
2人で新たなチャレンジをスタートしたのです。
自分のこれまでの人生と強く結びついている分野を選ぶことで、起業活動のスピードは増し、適切な人脈もつくりやすくなる。「できることをする」や「得意分野にこだわる」のは成功のチャンスを拡大する処方箋だ。仕事の効率化にもつながる。よく知った業界や信頼できる人々から遠く離れれば離れるほど、新事業に投じる仕事の量は増える。だからこそ、これまでの生活と新しいキャリアを「統合」させるのが好ましい。
広告やソーシャルメディアの私のノウハウと
中野氏のIT向けの法律知識を掛け合わせることで、活動領域が広がります。
違うジャンルの専門家の掛け合わせも面白いと思います!
お互いのクライアントやパートナーとの新たな出会いがデザインできるなど
人脈も広がり、そこからビジネスも加速しています。
このように全く異なる業界の人脈を活用して、起業するという選択肢もあるのです。
みらいチャレンジの詳細はこちらのサイトをご覧ください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
私の好きな本や自分の著書をピックアップしています。
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ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
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