川崎康彦氏のハーバードで学んだ脳を鍛える53の方法の書評

脳を上手に使って鍛えることで、思い描く通りの人生を歩むための秘訣…。それは、とてもシンプルなものです。以下に述べる2つのことを実践するだけなのですから。 1に「ワクワクすること」、 2に「ハラハラすること」。以上です。(川崎康彦)

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PDFA習慣術
の徳本昌大です。
思い通りの人生を送るための秘訣を川崎康彦氏の書籍から学べました。
そのためのキーワードはたったの2つで
ワクワクとハラハラという私が思いもかけない言葉で驚きました。
ハーバードの元研究員の医学博士である川崎氏の説明が
私が大事にしているキーワード(ワクワク)と同じだったのが、私が驚いた理由です。
脳の専門家にワクワクという言葉は似合わないですが
本書を読み進めるうちにその意味がわかりました。

ハーバードで学んだ脳を鍛える53の方法から、その理由を引用します。

なぜなら、ワクワクして取り組むと、脳には集中力やエネルギーといったパワーがみなぎるからです。いえ、彼らは専門分野についてワクワクすることにかけては、誰にも負けていませんでした。ワクワクすることが上手いだけでなく、その情熱に向かっての推進力や実行力がずば抜けていたのです。そして、その情熱によって、周囲をもワクワクに巻き込み、仲間にしてしまう能力を持っていました。 普段使わないような脳の使い方は、不得手な分「ハラハラ」します。しかし、脳のあらゆる部分を使えるようになれば、このパターン化は解除され、自由な発想がわき上がります。結果的に、脳を大きくパワーアップさせることができるのです。

ワクワクすることは、確かに脳を集中させてくれます。
最近ではこのブログを書いている時間が、私にとっては最も楽しい時間です。
いつでもワクワクできると脳はエネルギとパワーに満ち溢れます。
ブログを書きながら、いろいろなアイデアが頭に浮かぶようになったのです。

また、新しいことを体験すると、人はハラハラします。
ルーティンではない新たなことが、脳のあらゆる部分を動かしてくれるのです。
使っていない脳番地を使うことで、脳がパワーアップします。
ですから、どんどんん私たちは新しい体験をすべきなのです!

学校の陸上大会で良い成績を残すことで、ワクワクを感じた15歳の川崎氏は
その後7×7の49の夢リストを作成することにしました。
夢をリスト化したことで、彼は人生の決断に迷わなくなり
ワクワクしながら行動できる人に変わったのです。
次々と夢を実現できるようになり、ついにはハーバードにまで留学してしまうのです。
成し遂げたいことを見える化したこのリストに沿って情熱を傾けたことで
集中力や推進力といった能力が開花されたのだと川崎氏は説明しています。
私も100の夢リストを書くことで、夢を叶えてきたので
このリスト作成の考え方には、とても共感しました!

本書には53のメソッドが紹介されていますが、今日は感謝のパワーについて紹介します。
この感謝についても、よくこのブログに書いているので
川崎氏からお墨付きをもらった感じがして、うれしくなりました。

感謝の気持ちが持てるようになれば、誰に対しても心が開いた状態を保てます。すると、脳は自由な発想を始めます。逆に、心を閉ざした状態でいると、脳は自由な発想をやめてしまいます。

「ありがとう」ということで、私たちはオープンな存在になれ
脳が自由にアイデアを生み出すようになります。
逆に、感情を縛ると、思考にブロックがかかるので注意が必要です。

人の脳は、感情にいったん縛られてしまうと、思考にブロックがかかり、固定化されてしまいます。このように思考が固定化すると、脳へ情報を伝達するシナプスの働きがパターン化してしまいます。その結果、ワンパターンの発想しかできなくなってしまうのです。こうした凝り固まった頭を開放する最良の方法が、感謝の気持ちを常に持ち、誰に対してもオープンハートでいることです。心がオープンな状態になると、固定化した観念や信念に縛られず、自分の素直な心に従って行動ができるようになります。すると、ワクワクする気持ちに対して、素直に反応できるようになるのです。そうなれば、ワクワクを実現するための情熱も高まります。

「ありがとう」と言うのには、もう1つ大事な効果があると川崎氏は言います。
それは、脳の発展によくない感情を消してくれることです。
被害者意識、他人への恨みつらみなどのネガティブな感情を
感謝によってなくせるのです。
自分の関わる人すべてに心を開き、固定観念に縛られない状態を作っておけば
自分にないものを持っている人も受け入れようと考えられるようになります。
すると、自ずと相手への共感や感謝の情が持て、相手との関係がよくなります。
常にワンパターンの考えだけにとらわれず、多様性を意識することで
私たちは刺激を受け、進化できるのです。

また、人に親切にして感謝されるだけでなく
人に感謝する感情を持つと、大きな癒しが得られます。
これがオキシトシンの分泌が促し、私たちをポジティブに変えてくれます。
オキシトシンは以下のような働きがあるということが分かっています。
□人への親近感や信頼感が増す
□ストレスが消えて幸福感が得られる
□血圧の上昇を抑える
□心臓の機能を高める
オキシトシンを分泌させるためにも、感謝の気持ちを持ち続けましょう。
毎日の「ありがとう」を習慣化することが、実は、脳科学的にも正しいと
川崎氏からも教えてもらえたことが、本書からの収穫かもしれません!

川崎氏の考え方は、このブログにも近く、とても共感しながら読めました。
今後も川崎氏のメソッドをブログでご紹介していきます!

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
私の好きな本や自分の著書をピックアップしています。
ぜひ、書籍の表紙をクリックしてご一読ください。

     

    

photo credit: CatchSteam || LEO via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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