日本人の多くは、「謙虚なことはいいことだ」という国民性もあって、日常の中で自分を否定することが多いもの。「どうせ私なんか」とか、「私には、きっと無理だわ」とか、「私は、そん一な人間じゃない」とか。こういった自分へのマイナスな言葉は、脳にストレスを与えます。そして、これをずっと続けていると、脳に「不幸の回路」というものができてしまうのです。(斎藤一人)
PDFA習慣術の徳本昌大です。
斎藤一人氏の人とお金を読むと
自分の価値を自ら否定すると幸せになれないことがわかります。
言葉の力は強力で、自分に駄目出しを繰り返していると、本当にそれが現実になってしまうのです。
「謙虚なことはいいことだ」と普通の日本人のように振舞ってばかりでは
自分の潜在意識にネガティブな種を蒔くことになります。
自分へのマイナスな言葉をいつも使っていると、脳にストレスを与えます。
ここからマイナスの連鎖が始まってしまうのです。
脳にストレスが与えられると
副腎皮質からストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されます。
このコルチゾールは、私たちにとって必要不可欠のホルモンなのですが
強いストレスが長く続くとコルチゾールが大量に分泌され
脳の海馬を萎縮させることが分かってきました。
このようにストレスが加わると、脳の働きが抑えられます。
2014年のアメリカ分子精神医学ジャーナルによると
慢性的なストレスや高コルチゾールは、脳のニューロンを普通よりも少なくするとのことです。
毎日、自分を卑下していると脳に「不幸の回路」が生まれてしまうのです。
そればかりか、体にも害を与えてしまいます。
コルチゾールは、糖やタンパク質、脂質などの代謝、免疫に関わるホルモンで
体を構成してくれるホルモンの一種であるため、健康の維持には欠かせません。
しかし、慢性的にコルチゾールレベルが高まると高血糖をもたらします。
ひどいストレスを受け続けると糖尿病などの原因になるなど体に悪影響を与えてしまうのです。
人とお金 [ 斎藤一人 ] |
この「不幸の回路」ができてしまうと、とてもやっかいです。仕事で、どんなすばらしいチャンスがまわってきても、「どうせ私なんかにできっこない……」と後ろ向きに考えるクセがついてしまうのです。この「不幸の回路」を打ち破るには、脳に「ほめ回路」をつくることです。自分をほめることを習慣にしていると、「ほめ回路」のほうがだんだん太くなり、「不幸の回路」のほうは細くなっていくのです。
ネガティブな言葉が習慣になると、チャンスも逃げて行きます。
「不幸の回路」が強くなると、いざという時に行動できなくなるのです。
後ろ向きに考えてばかりでは、夢の実現が遠ざかります。
脳にも体にも未来にも悪影響を与える「不幸の回路」は今すぐ断ち切りましょう。
それを避けるためには、脳に「ほめ回路」をつくることです。
「自分にはできる!」と自分をほめることで、脳にやる気をチャージできます。
日々、ポジティブな言葉を使って、自分を元気にさせるのです。
それを習慣にすれば、「ほめ回路」が定着して、すぐに行動できるようになります。
自分の強みにフォーカスし、「自分にはできる!」と日々自分に言いきませましょう。
また、毎晩、その日の小さな成功体験をほめることを続ければ
この「ほめ回路」を強化できるようになります。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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