アルコールは気持ちを明るく活発にするように思われているが、実際は精神の機能を低下させている。体内の血糖値が不安定になり、長いと数日間も精神的に好ましくない影響が残る。それほどひどい状態にならなくても、アルコールを飲みすぎる習慣は、肝臓に負担がかかり、また脳にも悪影響がある。(サイモン・レイノルズ)
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今年も忘年会シーズンを迎えています。
少量のアルコールは、体にも良い影響を与えてくれます。
1日1、2杯の赤ワインは健康によいという研究報告も存在しています。
アルコールはグラス1、2杯の少量であれば、気分を明るくしてくれます。
料理を美味しく食べられたり、友人との会話も弾みます。
しかし、アルコールの飲みすぎには注意が必要です。
アルコールの摂取によって、体内の血糖値が不安定になり
場合によっては、私たちの精神に悪影響を及ぼします。
10年前までの私は、アルコールに完全に依存していました。
特に、忘年会の時期などは、日々の生活をアルコールに支配されていました。
二日酔い、睡眠不足、胃のもたれなどが重なって
体だけでなく、精神も疲れ果てていました。
人と会って、会話を楽しむのではなく、アルコールを体内に入れることで、
脳を一瞬元気にすることだけがその頃の私の目的でした。
その快感のために、忘年会に参加していたようなものです。
今思うと、とても寂しい不幸な人生でした。
当然、友人との会話も覚えておらず、何も得るものはなかったのです。
何度もお酒を止めようと思いましたが
少しでもお酒を飲むと、途中でやめられなくなっていたのです。
脳がアルコールに依存していたため、自分で量をコントロールできなくなっていました。
この繰り返しで、体と心がいつも悲鳴をあげていたのです。
私は10年前にアルコールさよならすることを決め、断酒をスタートしました。
それ以来、忘年会のシーズンも素面で過ごしています。
私にとっての忘年会がはアルコールなしが当たり前になったのです。
夜の忘年会だけでなく、昼のランチタイム忘年会を企画することで
より多くの人と出会えるようになりました。
当然、私はお酒を飲まないので、体も心も疲れません。
暴飲暴食で、太る心配もなくなりました。
様々な人から今年一年間の感想を聞けるので、ワクワクな時間を過ごせます。
こんな夢を叶えた!
面白い本を見つけた!
この旅行先が楽しかった!
この音楽がオススメだ!という話を聞くことで
年末から来年にかけて、新たにやりたいことが見つかります。
友人からお酒の席では聞けない体験を共有したり
1年の体験を語りあうことで
今までは考えもしなかったアイデアが浮かんできたりします。
ランチやお酒を飲まない忘年会で
仲の良い人の話から刺激を受けることで、ますます、ワクワクできるのです!
無理にお酒を飲んで身体と心をいじめるよりも
未来をよくする会話を楽しんだ方がはるかに有益です。
今年を振り返る質問をいくつか用意することで
自分の意識を変えることができます。
当然、この飲まない忘年会のアイデアは
お酒が途中でやめられる人には、必要のないアドバイスだと思いますが
私のようにお酒で悩んでいる人には、オススメの方法だと思います。
いずれにせよ、忘年会で会った人には、今年を振り返る質問をしてみましょう。
来年につながる素晴らしい目標が見つかるかもしれないのですから。
参考図書 サイモン・レイノルズ著 幸福を感じる50の公式
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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