人間は、24時間、絶えずなんらかの作業をしていて、何もしていないときでも、「何もしていない」という作業をしています。だからこそ、脳と体に備わっているスケジュールを知り、自分スケジュールをそれに噛み合わせれば、仕事でもプライベートでも、やりたいことにしっかりと力を注ぐことができるようになります。(菅原洋平)
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自分の1日を上手にコントロールしパフォーマンスをアップしたい人に
オススメの一冊が、菅原洋平氏の脳にいい24時間の使い方です。
著者によれば、私たちの脳と体には最適な時間帯があります。
どの時間帯を活用すれば、より能力が発揮できるかを知れば
日々のタスクをこなせるようになります。
この脳と体のルールを知らないと自分の能力を引き出せずに、後悔することになります。
未来の自分のためにも、脳と体のためにいい時間帯を覚えておきましょう。
脳と体に備わっているスケジュールを知り
自分のスケジュールに合わせるだけで、力を発揮できるようになります。
菅原氏は以下のように時間を区別しています。
午前:頭を使う
昼:手を動かす
夕方:体を使う
夜:内臓を使う
自分のタスクをこのパターンに当てはめるだけで一日の過ごし方が変わります。
これを見ると時間帯ごとに「やるべきこと」と
「やってはいけないこと」がわかり、スケジュールを作りやすくなります。
特に、頭が冴えている朝時間を意識することが、成功の秘訣です。
仕事ができる人の脳にいい24時間の使い方 [ 菅原洋平 ] |
朝、強い光を脳に届け、バシッとメラトニンをストップさせれば、夜になると自然に増加して眠くなり睡眠の質も向上します。夜には、照明を調節して暗い環境をつくると、メラトニンの分泌がどっと増えて、朝になると自然に減るようになり、目覚めが良くなります。生体リズムは、その波が大きくなればなるほど強く安定します。そこで、自分の脳に、明確に朝と夜をつくる発想を持ちましょう。
菅原氏は脳と体のメカニズムを知ることが大事だと言います。
朝と夜のメリハリをつけて、睡眠をコントロールできれば
私たちは一日に多くのことを達成できるのです。
朝はカーテンを開けて部屋を明るく、夜は照明を暗くして
メラトニンの分泌をしっかりと調節しましょう。
自分の生体リズムに従えば、起床後の7時間の重要性がわかります。
私たちが日々気にかけている気分や目の前の仕事への取り組みは、大きな原理である、生体リズムの波に乗っているだけといえるのです。私たちの脳と体は、この生体リズムに従って1時間単位で発揮される能力が変わります。ということは、テンションを上げて取り組みたい仕事があれば、それは起床から7時間後にやれば、努力なしで自然に質もスピ ードも上げてこなすことができるということです。
私が朝一にブログを書くのもここに理由があります。
朝日をしっかりと浴びて、日記を書きながら
1日のウォーミングアップを開始します。
昨日の整理が終わったら、一気にブログをアップします。
その後余力があれば、2本目の記事まで書いておきます。
午前中の頭の元気な時間に文章を書くこと、自分との対話をすることで
ビジネスに関する様々なアイデアが浮かんでくるようになりました。
頭が冴えている午前中に書くことを習慣化することで
私の脳は間違いなく10年前より進化しているはずです。
私は朝型にライフスタイルをシフトし、自分のやるべきことを明確にすることで
多くのタスクをこなせるようになりました。
しかし、まだまだ上手に時間をコントロールできているわけではありません。
本書の中に一つ実践してみたいアイデアを見つけました。
起床から8時間後と22時間後に脳が働かなくなると菅原氏は指摘しています。
このメカニズムから、菅原氏は「4−6−11の法則」を生み出します。
起床後から4時間以内に光を見て、6時間後に目を閉じ
11時間後に姿勢を良くすると、リズムのズレを修正でき
パフォーマンスをアップできるというのです。
私はこの「4−6−11の法則」を意識して、一日を過ごすことを決めました。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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