何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ(岩崎一郎著)の書評

最近の研究でわかったことは、人は自分で思っているほど考えて行動をしていないという事実です。ひとたび行動が 「習慣化」されると 、脳はいちいち考えて判断をせずとも、少ない労力で最大の効果が上げられるように活動します。いちいち考えなくていい分、エネルギ ーは最小限で済み、すぐに行動に移せるのでとても効率的だからです。(岩崎一郎)

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岩崎一郎氏の何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだを読むと
習慣化の基本が学べます。 脳は普段の行動は省エネモードで行っています。
朝起きたら顔を洗ったり、食事の後の歯磨きは無意識で行えるようになっているはずです。

MITの調査結果を見ると驚きます。
なんと私たちの習慣による行動が、全体の90%もあることがわかってきたのです。
自分の意志によってする行動は、10%以下でしかないのです。
私たちの行動のほとんどは、習慣によって支配されていることがわかります。
慣れたことはいちいち考えなくてもできるようになりますから
やりたいことがあったら、行動に起こし繰り返すことが大事なのです。

本書には、そのためのメソッドのきっかけ行動が紹介されていました。
私はこのきっかけ行動を使って、執筆を習慣化できたので
自分の体験をケーススタディとして書いておきます。
私は5年前に執筆のチャンスを手に入れたのですが
サラリーマンをしながらでしたので、執筆時間をほとんど作れませんでした。
そこで目をつけたのが、朝の通勤時間でした。
私は、朝の通勤時間を活用し、記事を書くことにしたのです。
わざと遠回りして座って行くことにして、そこで文章を書くことにしたのです。
電車で座れたら、Macを開いて文章を書くことで、約3ヶ月で本を書き上げました。
これが自信になり、その後もこの習慣を続け、ほぼ5年が経過しました。
この習慣によって、私はブロガーとなり、その後の人生をハッピーにできたのです。

本書にはマドリード・コンプルテンセ大学のブリノール博士の面白い研究が紹介されていました。
自分の「考え」を書き出して、それを取っておくか、捨ててしまうかによって
その後の人生に影響を与えると言うのです。
やりたいことを紙に書いて財布に入れておけば、それが実現し
やめたいことは紙に書いて、ビリビリに破って捨てれば、やめられるようになるのです。
書くと良いことが起こると言われていますが
大学の研究でもその効果が明らかにされました。
また、嫌な習慣も書き出すことで、捨てられるのです。
書くこととイメージトレーニングによって、人生を変えられます。
このノウハウを知るだけで、自分の悪い習慣を良い習慣に書き換えられるのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました! 

    

 photo credit: Footpath This Way >> via photopin (license)

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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