夜には難しいと思った問題が、睡眠の働きによって朝になると解けるというのは、よくある経験である。(ジョン・スタインベック)
photo credit: Scott SM Asleep in the grass via photopin (license)
ジョン・スタインベックの名言のおかげで、私は夜悩むことをやめました。
夜遅くまで悩むと、ネガティブなことばかりを考えてしまいます。
これでますます、問題が複雑になり、私たちは眠れなくなってしまうのです。
逆に、課題は解決できるもの!と脳の力を信じて
さっさと眠った方がよい結果を得られます。
朝早く起きて、スッキリした頭で考えてみると
必死で悩んでいた課題を簡単に解決できてしまうのです。
夜眠っている間に、頭が整理され、脳が解決策を勝手に生み出します。
十分な睡眠が脳を活性化し、私たちのパフォーマンスをアップしてくれるのです。
また、仮眠にも素晴らしい効果があることがわかっています。
アリアナ・ハフィントンのスリープ・レボリューション 最高の結果を残すための 「睡眠革命」で
今回、私は仮眠の力を再認識できました。
仮眠は心地よい眠りで、脳にとってのミニ休暇なのです。
(短い仮眠によって)脳が高レベルで機能するようにリセットされ、
いいアイデアが浮かぶようになり、 問題の解決法やパターンの発見が速くなり、 情報をより正確に思い出せるようになる(デビッド・ランドール)
仮眠によって、脳のパワーを引き出せるのなら
昼間に短時間でもよいので、仮眠することを意識した方が良さそうです。
そのタイミングは午後早めがよいそうですが
エネルギー切れを感じたら、30分程度昼寝をするようにするのです。
スリープ・レボリューション [ アリアナ・ハフィントン ] |
ソルボンヌ大学の研究によれば、
免疫系が活性化することが明らかになりました。
ストレスのかかる難しいタスクを終了した後の仮眠も効果があるそうです。
昼寝によって、血圧が低下し、心臓発作のリスクも下げられます。
昼寝は学習能力を高めてくれることもわかってきました。
ドイツのザールラント大学の研究によると単語を覚えた後で
仮眠をしたグループとDVDを鑑賞したグループを比較したところ
仮眠したグループは、覚えていた単語がDVDグループより多かったそうです。
研究者たちは、仮眠によって、記憶からの情報取得力が5倍高くなったとレポートしています。
ジョージタウン大学医療センターの研究によると
仮眠中は右脳の活動が非常に高まり、左側はおおむね静まっているということです。
仮眠によってアイデアが生まれやすくなるのは、この働きによるためかもしれません。
午後の生産性が低い時間にカフェインを眠気覚ましに飲む習慣をやめ
昼寝をした方が効果的だとカリフォルニア大学のサラ・メドニック氏も指摘しています。
サッチャー、チャーチル、プーチン、ローマ法王など多くの指導者も仮眠を取っているとのことです。
昼寝=怠け者の習慣ではなく、できる人をデザインする良い習慣だと考え方を改めましょう!
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今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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