「規律」は「習慣」と強く結びつき、成功の土台になる。自分を律するというのは、特定の行動が取れるよう自分を訓練することだ。それをつづければ、やがて日課に、つまり習慣になる。だから、「規律正しく」見える人がいたら、本当はその人は日常生活でいくつかの習慣を身につけた人なのだ。そうした習慣によって、実際はそうでなくても「規律正しく」見える。本当に規律正しい人などいない。(ゲアリー・ケラー)
photo credit: Wendelin Jacober Women Portrait Creative Commons via photopin (license)
ゲアリー・ケラーのワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果を再読しています。
本書では、一つの良い習慣を身につけることで、
生活の中に規律が生まれるという考え方が紹介されています。
一つの良い習慣を足場にすることで、新しい習慣を次々に身につけられるようになるのです。
10年前までダメダメ人生を送っていた私も、お酒をやめることで自分を律することを覚えました。
断酒によって、私は今日誰と飲みに行こうかということを考えなくなりました。
無駄な時間をなくすことで、今ここに集中できるよになったのです。
夕方以降の時間を自分に取り戻すことで、私は本当にやりたいことに集中し始めました。
悪い習慣(お酒)をやめることで、夕方以降は読書とブログに時間を使い
私は少しづつですが、自分を変えられるようになったのです。
良い習慣を身につけることで、何をすべきかが明確になり
自分の人生をコントロースできるようになりました。
それは生活をシンプルにしてくれることだ。何をすべきで何をすべきでないかがわかるから、生活がよりシンプルになる。事実、適切な習慣を身につければ、他のことではそれほど自分を律する必要がなくなるのだ。
お酒をやめたことが、私を強くし、その後多くの良い習慣を身につけることができました。
断酒ほど大変なものはないと考えることで、他の習慣が簡単に見え
早起きやダイエットのハードルが下がったのです。
ワン・シング [ ゲアリー・ケラー ] |
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者たちは2009年に
「新しい習慣を身につけるためにはどのくらいの日時を要するか」という調査を行いました。
学生たちに一定期間、運動とダイエットに取り組んでもらったのですが
その結果、新しい習慣を身につけるためには、平均66日が必要なことがわかりました。
有名な3週間では良い習慣はなかなか身につきませんが
2ヶ月程度頑張れば、新しい習慣が身につくのです。
私は3ヶ月程度でお酒のない生活が当たり前になり
半年後には、酒なしで生きていけると確信しました。
断酒したことが自信となり、その後早起きや
食事のコントロールができるようになったのです。
何かを習慣づけようと自制することで、より簡単にそれができるようになるだけでなく
私たちは他のこともたやすくできるようになるのです。
好ましい習慣を一つ身につけることができた人々はストレスが少なく
衝動的に買い物をすることはまれで、より良い食習慣が身につき
アルコールやタバコ、カフエイン含有物の摂取は減り、テレビを観る時間も短くなった。
すべてに規律正しい人を目指さなくても良いと著者のゲアリーは指摘しています。
まずは、私の断酒のような効果的な習慣を一つ身につけましょう。
私たちは同時に二つ以上の新しい習慣を身につけることはできないと考え
一番重要な一つのことに集中するのです。
習慣を身につけるには平均66日が必要だと考え、あきらめずに行動を続けるのです。
ひとたびその行動を習慣にできれば、そこを足場にして新たな習慣をつくりあげられます。
まずは、自分を変えるための最も良い習慣は何かを考え、そこからスタートしてみましょう。
断酒を通じて良い習慣を見つけた私の体験を以下のセミナーでお話しします。
■セミナーのお知らせ
サンクチャリ出版さんとセミナーを開催します。
テーマ:ダメダメ人生から復活する方法
アルコール依存症から脱出した私のメソッドを全てお話しします!
日時:2月9日19時 会場:千駄ヶ谷サンクチュアリ出版セミナールーム
詳細はこちらからお願いします。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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