ストレスと上手に付き合った方が良い理由。

「人生の意義」「自己超越」「自分自身へのセルフケア」が、幸福や回復のために必要な”重要な力の源”なのです。ストレスに押し潰されそうな時は、「ストレスのある状態を通じて成長し続けられる」という”潜在的なメリット”を振り返ってみてください。(ケリー・マクゴニガル)

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photo credit: jaumescar sun on hand via photopin (license)

飲酒やテレビ鑑賞といった”典型的なストレス解消法”は
その場しのぎの”逃避する方法”であまり効果がありません。
10年前までの私はストレス解消のために、お酒に逃げていましたが
自分の心と体を疲れさせるだけで、ストレスを余計にためていました。
これでは人生が良くならないと気づいた私は断酒を決意しました。

お酒をやめることで、私は自分自身でストレスを解消せざるを得なくなりました。
ストレスから逃げるのではなく、上手に付き合うことを考え始めました。
読書を通じて、瞑想や散歩がストレス解消に効果があることを理解し
自分の生活の中に取り入れることにしました。
これが意外なほどストレス解消に効果があり、私の人生はより良いものになったのです。

今回、ケリー・マクゴ二ガルスタンフォードの心理学講義を再読していて
ストレスから逃げてはいけないことを改めて理解できました。
その際、自分自身へのセルフケアが重要な力の源になります。
セルフケアによって不安が和らぎ、 ストレスから回復する力が生まれるのです。

セルフケアには以下のような方法があります。
■運動・散歩
■家族・友達・ペットと過ごす。
■マッサージ、瞑想、ヨガ、
■お祈り、祭祀への参加、ボランティア活動、手助け。
■クリエーティブな趣味に時間を費やす。

もしも、あなたが昔の私のような飲酒やテレビ鑑賞などで
ストレスから逃避しているのなら、注意が必要です。

以下の調査結果を読んで、私はストレスに対する考え方が変わりました。
「この1年間でどれくらいのストレスを感じましたか?」
「ストレスは健康に悪いと思いますか?」。
この2つの質問をして、8年後に3万人のうち誰が亡くなったかを調査しました。

その結果、強度のストレスがある場合には
死亡リスクが43%も高まっていたことがわかりました。
ただし、死亡リスクが高まったのは、強度のストレスを受けていた人の中でも
ストレスは健康に悪い」と考えていた人たちだけだったのです。
強度のストレスを受けていた人の中でも
ストレスは健康に悪い」と思っていなかった人たちには
死亡リスクの上昇が見られませんでした。
それどころか、この人たちは他のどのグループよりも死亡リスクが低かったのです。
ストレスがほとんどない人たちよりも彼らの方が数値が良かったという点を理解できれば
ストレスと上手につきあうことがベストな選択であることがわかります。

瞑想、散歩、神社へのお参りなどが、私のストレスを緩和してくれます。
特に毎朝の近所の神社へのお参りを習慣にすることで
自分との対話を深める時間を持てるようになりました。
厳かな朝の神社の境内で深呼吸をして、心を落ち着けることで
自分にエネルギーを注入できることに気づけたのです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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