ペットショップボーイズに学ぶ、好きなことを仕事にした方が良い理由。

チャンスを前にしたとき、「団結心」とか「仲間をがっかりさせないか」とかを理由にぐずぐずする必要などない。そんなものは、たいがい、失敗をおそれての言い訳でしかない。(フェリックス・デニス)


photo credit: wuestenigel Schallplattenspieler via photopin (license)

チャンスを見つけたら、ぐずぐずしないために

もしも、目の前にチャンスが訪れたら
言い訳をせずにすぐにそれを掴みに行くべきです。
チームワークや仲間も大切ですが
本当にやりたいことであれば、自分の人生を優先すべきです。
あなたのチャンスを邪魔する人はドリームキラーだと捉え、距離を置きましょう。

新たなチャレンジや起業はとても勇気が必要ですから
誰かに相談したくなるはずです。 
しかし、相談する相手を間違えると、猛烈に反対されます。
親や家族は、あなたが危険な道に進もうとしていると考えます。
自分たちがわからない新しい分野なら、尚更です。
イノベーションを起こす時には、大概の場合、家族には理解されません。
家族に反対されることが、新しさの証で
成功の第一歩だと意識を変えてみるのです。

ペットショップボーイズが成功した理由

フェリックス・デニス本物の大富豪が教える金持ちになるためのすべての中に
ペットショップボーイズの成功理由が書かれていました。
著者のフェリックス・デニスはアメリカで
スターヒッツという音楽雑誌を大成功させていました。
そこには、ニール・テナントというクールな編集者が在籍していました。
彼はアメリカ有数の音楽メディアの編集長で、高給取りの上
多くのロックミュージシャンと交流するなど、業界の花形でした。
彼は誰にでもインタビューでき、バックステージでライブを見れるなど
数々の特権を有していたのです。

フェリックス、ぼくは『スター・ヒッツ』を辞めようと思っています。いろいろと曲を作ってきたのですが、そちらの道に進もうと思うのです。この曲を聴いて、感想を聞かせてもらえませんか。

しかし、彼はある日突然、デニスにデモテープを渡し
ミュージシャンになることを宣言します。
ニールは編集者をやめて、一からやり直すことにしたのです。
当然、フェリックスは給料をアップするなど、引き止め作業を行いましたが
ニールの決意は変わらず、彼はミュージシャンの道を選びます。

1年以内にスターヒッツの表紙を飾ってみせる!(ニール・テナント)

彼はペットショップボーイズとしてデビューし、この夢を叶えます。
その後の彼らの快進撃を見れば、ニール・テナントの選択が正しかったことがわかります。

好きなことを仕事にする!

どんなことであれ、なにかを深く理解し、情熱をかたむけられるほど好きで、そこに管理、販売、マーケティングの手法を適切に組み合わせることができれば、やりたいこと探しは成功したと言える。嗜好は大事にしよう。絶対確実とは言えないが、好みに従えば、たいがいは正しい方向に進めるはずだ。(フェリックス・デニス)

自分のやりたいことをリストアップし、適性があるはどうか判断してみましょう。
判断がつかない場合には、成功者からアドバイスを受けるとよいと思います。
この時も、親や家族に相談するのは得策ではありません。
親の欲目で、あなたの能力や可能性を直視できないのです。
親を喜ばせるために自分に合わない職業を選んでしまうのは
お互いが不幸になるだけです。
信頼できる経営者やビジネスコーチ、アドバイザーに相談すれば
自分の強みが明確になり、新たな扉が開けるはずです。
相談する際には、準備をしっかりとすべきです。
真剣に接すれば、より良いアドバイスを受けられます。

あとは、試行錯誤をくり返すことです。
小さな成功を手に入れることで自信が生まれ、次の行動につながります。
計画的偶然性理論を信じて、行動を続けるのです。
失敗した時にも別なアプローチを試みましょう。
柔軟性を持つことで、仲間のサポートを受けられたり
思わぬ人との出会いでチャンスを手に入れられます。
結局は小さな行動の積み重ねがチャンスを引き寄せるのです。

まとめ

好きなことを仕事にすれば、嫌いなことを仕事にするよりも結果を残せます。
自分の目標を明確にし、小さなアクションから始めましょう。
その仕事と自分の適性が合致すれば、成功の確率が高まります。
やりたいことがあった時には、ドリームキラーに相談するのは禁物です。
自分の背中を押してくれる成功者に相談しないと
未来の自分を後悔させることになります。

参考図書 本物の大富豪が教える金持ちになるためのすべて (フェリックス・デニス)
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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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