清流無間断碧樹曾凋 (清流間断なし 碧樹かつてしぼまず)
清らかな流れは絶えることなく、常緑樹の青さも衰えることはありません。(禅語)
ビジネス茶道で心の平穏を保つ
昨日はみずかみまゆこ氏が主宰するビジネス茶道
「月に一夜の繭ごもりの茶会」に参加しました。
今回で4回目のイベントですが
忙しいビジネスマンにコレド室町の茶室に集まってもらい
空白の時間を作ってもらうことを目的に行われています。
我々ビジネスマンの武器であるiPhoneや時計は携帯できないため
茶室に入ると、完全にビジネス脳から頭を切り替えられます。
集まった人たちとともに一期一会の茶会を楽しむのです。
茶室に入ると今ここに集中できます。
自分の所作に注意しながら、茶室の世界に没頭します。
掛け軸、花、茶器を慈しみ、集まる人々との
ひと時の会話を楽しむことで、心を平穏に保てます。
また、掛け軸に書かれた禅語について学び、考えることで
自分との対話の時間を持てます。
「茶禅一味」といわれるように、茶の湯と禅の精神密接な関係があります。
ビゾネス茶道に参加することで、この茶禅一味を楽しめます。
茶席で役立つ禅語ハンドブック [ 朝山一玄 ]に夜と |
清流間断なし 碧樹かつてしぼまず
掛け軸は茶道の第一の道具で、茶室に入った後
掛け軸に頭を下げ、その言葉を確認します。
昨日の禅語は「清流間断なし 碧樹かつてしぼまず」でした。
朝山一玄氏は茶席で役立つ禅語ハンドブックの中で
この言葉の意味を以下のように解説しています。
常に働き続けている「清流」と
変わることなく生命感をたもち続けている「碧樹」
私たちがひとしく持つべき「
「完成を求める心」なのです。
つねに前向きの心を持って求め続け、
四六時中注意をおこたらないよう心がけること、すなわち「 正念相続」につとめれば、悟りや完成につながる道はおのずと見え てくるだろう。
この禅語は私たちビジネスパーソンの心構えとして使えます。
ポジティブな気持ちで、いつも生命感を持ち、働くことで
私たちは結果を得られるようになります。
全身全霊を傾け、生きることの素晴らしさを
この言葉から再確認できました。
まとめ
茶禅一味と言いますが、茶道を学ぶことで、禅語も習得できます。
また、所作や瞑想を通じて、人間力を鍛えながら、心の平穏を保てます。
毎月の茶会で、自分を見つめ直す時間を持つことで
私の人生はよりよくなっている気がしています。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ビジネス茶道の関連記事はこちらから
ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 [ 徳本昌大 ] |
コメント