先義後利という考え方が仕事の問題を解決してくれる!

仕事の課題でうまくいかない人は、顧客や同僚が「仲間」である、という前提で接すると良い。仕事の課題の基本は、交友の課題でもあるからだ。(アルフレッド・アドラー)


photo credit: @superamit Jed Stremel (VP Mobile, Facebook) and Douglas Garland (EIR, Kleiner Perkins) via photopin (license)

仕事の課題を簡単に解決する方法

仕事の悩みを解決したければ、交友関係を意識すべきだと
アルフレッド・アドラーは言います。
小倉広氏の 一瞬で自分が変わる100の言葉を読んでいたら
アドラーの「人生には3つの課題しかない」という言葉に出会えました。
その3つとは仕事、交友、愛なのですが
仕事の課題について考えていくと交友関係に
解決のヒントがあることがわかります。

では、仕事がうまくいかないときに、私たちはどうすればよいのでしょうか?

仕事の問題を解決する最善の手段は、第二の問題、すなわち交友の問題による。

確かに私たちの悩みの多くは人間関係が悪くなることに起因しています。
関係が少しでも悪化すると相手とのコミュニケーションがうまくいかなくなり
ますます、相手との距離が広がります。

それを避けるためには、顧客・取引先・同僚・上司たちに対して
仲間と付き合うように接してみるのです。
相手が喜ぶこと、彼らの利益になることを考え、それを実践するのです。
まずは、笑顔を心がけたり、相手の長所を褒めるなど
すぐにできることから始めてみましょう!

 

先義後利で自分の行動を改善する!

小倉氏は本書の中で、筍子もしくは孟子の言葉として有名な
先義後利」を紹介しています。
これは「義を先にして利を後にする者は栄える」という意味で
アドラーの教えもこれに近いと指摘しています。

まずは、顧客や同僚を疑わずに仲間だと思い、彼らが喜ぶことを先払いするのです。すると後から必ずや利がついてくる。勇気がある人は、自分の課題を他者や社会と調和するように解決する人です。仕事の関係者が仲間であると信じて接する人なのです。(小倉広)

300年以上商売を続けている百貨店の大丸がこの言葉を
店是として使っていますが
このように利益を後に考える人たちが、ビジネスで成功するのです。
仕事でうまくいかないときは、まずは周りの人の利益を考え
自分にできることはないか?を考えてみましょう。

他者が仲間だとしたら、自分の価値を活用して
惜しみなく相手に貢献するはずです。
それによって感謝が生まれ、自ずとその人との関係は改善します。
利を先に求めるのではなく、相手に対する価値の提供を意識することで
このように人間関係は変わっていくのです。

そのためには、こちらから行動しなければなりません。
相手に共同体の感覚を持ち、優しい気持ちで接していれば
関係を一気に改善できるはずです。
共同体感覚は「気持ち」で示すのではなく
こちらから「行動」することで、作り出せるのです。
相手の行動を待つのではなく、勇気を持って一歩を踏み出しましょう。

問題を克服するためには、自らが動き
相手を幸せにすると決めなければなりません。
仲良くしたい人に何で貢献するかを考え
それを実践すれば、いつのまにか自分も幸せな気分になれます。
人に貢献することで、相手から感謝され
私たちの満足度は高まり、幸福度がアップします。
当然、人間関係もよくなりますから、先義後利を心がけましょう。

まとめ

先義後利という考え方が仕事の問題を解決してくれます。
アドラーも交友関係を見直すことが
仕事のトラブルを解決する早道だと指摘しています。
相手の行動を待つのではなく、勇気を持って
自分の価値を相手のために提供しましょう。
貢献することで相手が心を開いてくれますから
まずは相手の視点に立って、相手に喜んでもらうことに注力すべきです。
これを繰り返すことで、人間関係が改善され
いつの間にか仕事のトラブルが解決できるはずです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
       

    スクリーンショット 2016-04-29 22.16.13

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
徳本昌大 Amazonページ >
 

徳本昌大をフォローする
習慣化書評生産性向上名言その他ブログライフハック感謝笑顔
スポンサーリンク
徳本昌大をフォローする
Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました