新しい挑戦は、脳の健康に良いだけではなく、お気に入りの食べ物を見つけたり、友達を増やしたりするきっかけになる。生活に変化をとりいれることは、健康だけではなく、新しい自分を発見し、視野を広げることに役立つのだ。(ミシェル・ショーフロ・クック)
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脳のために新しいチャレンジを忘れないようにしよう!
以前の私は脳は進化しないと信じていましたが
脳科学の本を読むことで、脳の可塑性に気づけました!
加藤俊徳氏は「脳はいくつになっても成長する」と述べていますが
年老いたからと言って、脳は退化するわけではありません。
脳はマンネリが嫌いで、新たな刺激がなくなると成長をやめてしまうのです。
人は50歳を過ぎたあたりから、それまでのその人の生き方や
過去の人生観が脳に反映されるようになります。
脳は何歳からでも鍛えられますが、頭が硬くなる前の30代ぐらいから
新たなことにチャレンジしてみましょう!
脳はいつもの習慣に流されるとミシェル・ショーフロ・クックは
脳にいい食事大全――1分でアタマがよくなる食事の全技術で指摘します。
新しい何かに挑戦することで、脳細胞のつながりが強化され、記憶力が高まる。人間は習慣に依存する生き物だ。いつも同じ道を通って職場や学校に向かい、同じ食材を使ったものばかりを食べ、毎週同じテレビ番組を観て、同じ日用品を使い、同じ店で買い物をし、同じ喫茶店やレストランに行く。新しいことをはじめたり、いつもとは違う道を通って帰宅したりするだけで、脳細胞間のつながりが強化される。
新たなチャレンジは簡単なことでもかまいません。
■新しい料理をつくってみる
■初対面の人と話をする
■映画館や美術館に行く
■語学などの習い事をはじめる
■勉強会に参加する
などの小さな変化を起こすだけで
脳に新しい回路が生まれ、記憶力が改善することがわかっています。
脳にいい食事大全 1分でアタマがよくなる食事の全技術 [ ミシェル・ショーフロ・クック ] |
新しい出会いをデザインしよう!
ロンドンのタクシードライバーの脳は新しい道を覚えることで
進化していることがわかっています。
イギリスのエレノア・マグワイアの研究によると
ロンドンの複雑な道に精通したタクシー運転手16名の脳を調べた結果
脳の記憶を司る海馬が通常よりも大きく
ベテランのドライバーの方が神経細胞も多かったそうです。
私たちもロンドンのタクシードライバーを真似て
新しい道を見つけたら、そこにトライし
ドライブをすることで脳を成長させられます。
また、脳を退化させないためには、人とのつながりが欠かせません。
いろいろな人と交流したり、新しい人と話すなど
脳にできるだけ多くの刺激を与えることが大切です。
人との出会いをデザインすることが脳の老化を防いでくれます。
毎日、新しい人に出会う決め、そのための努力をしてみましょう。
勉強会やセミナーに参加したり、旅に出て知らない人と話すことで
脳が刺激を受け、新しい自分に出会えます!
まとめ
最近の研究で、学ぶ努力を怠らなければ
脳が変化を続けることがわかってきました。
年を重ねても、脳の可塑性を信じて、人生を諦めなければ
いくつになっても脳は柔軟性を失いません。
新たな学びを心がけたり、知らない人に出会うなど
脳に刺激を与え続ければ、私たちは脳の老化を防げるのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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参考図書 ミシェル・ショーフロ・クックの
脳にいい食事大全――1分でアタマがよくなる食事の全技術
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