マーケティングなしで売れる優れた商品はあるだむろうか?(エリック・パーカー)
適度に自分をアピールしよう!
エリック・バーカーの残酷すぎる成功法則の中で、自分をマーケティングすることが重要だと述べています。嫌な奴でも彼らの成功理由が正しいと思えたら、良いところを真似するようにしましょう。たいがい嫌な奴らは押しが強く、自己宣伝がうまく、出世します。交渉能力に長け、上司とも表面的にはよい関係を築いているはずです。そういった人は自分の仕事を抜かりなく人に見せるのが上手く、周りからしっかりと評価されます。嫌な奴の手法でも効果があり、それがまともだと思えるなら、積極的に真似すべきです。
自己を開示することで何らかの恩恵を得られるしかも自分の品格を保ちながら。とにかく自分のことを周囲に知ってもらおう。まず、上司から好かれる必要がある。非情な世の中だからではなく、それが人情というものだ。
どんなに身を粉にして働いても、上司や取引先があなたを見つけてくれなければ、意味はありません。マーケティングなしで売れる優れた商品はありませんから、自分を売り込む努力は欠かさないことです。
上司は部下がしていることをしっかりと把握していると思うかもしれませんが、彼らはとても忙しく、自分の課題解決で頭がいっぱいです。努力に気づいてもらうためには、彼ら自分の実績を示す必要があります。毎週メールで自分の活動内容を送付したり、1on1のミーティングを定期的に設定し、上司と積極的に面談しましょう。
この積み重ねが、あなたの評価を高めてくれるはずです。自分の価値を適度にアピールしないとその他大勢の中に埋もれてしまいます。
自分の将来の影を大きくしよう!
長期的視点で考え、相手にも長期的視点で考えさせることで、より良い人間関係が築けます。短期的には利己的な行いが利益をあげることがわかっていますが、最終的には利他の心や良心的な行いが勝利につながります。私たちは可能なかぎり、長期的な視点で周りの人に接するべきです。仲間との関係に焼畑農業は通用しません。関係を良くして、お互いに利益を得る為にギバーになりましょう。
短期的な取引では、自分の利益が優先されますが、長期的な取引では、利益ばかりを考えていると自分の評判に悪影響を及ぼします。利己的に振る舞うとやがては周りから人が離れ、よい結果を得られなくなるのです。
関わりが多ければ多いほど、共通の友人が多ければ多いほど、また遭遇する可能性が高ければ高いほど、他者にとってあなたを丁重に扱う必要が増す。
中世の王が子女たちを他国の王室と縁組させたのも同じ理由からて、家族となり、いずれ共通の孫を持つことで、お互いの関係を良くできると考えていたからです。アクセルロッドはこのやり方を、「将来の影を大きくすること」だと述べています。
良い人を見つけたら、その人への貢献を考えましょう。長期的な関係を生み出すために、自分の価値を伝えましょう。相手に自分ができることを伝えない限り、面白いことは起こらないのです。
まとめ
遠慮せずに、自分の価値を他者にアピールしましょう。上司や取引先は部下やパートナーのことを意外に見ていないものです。相手が自分のことを知らないと、良い関係を築けませんし、結果も得られません。嫌な奴にならない程度に自分の価値を明らかにし、周りの人から認めてもらうのです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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