おわかりでしょうか。わたしはそのとき、すでに十分幸せでした。すると、つぎの瞬間、新たな幸せが向こうからやってきたのです。いま幸せであることが、あらたな幸せを生み出すのです。(ジョー・ビタリー)
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次ではなく、今に感謝する!
ジョー・ビタリーはザ・キー ついに開錠される成功の黄金法則の中で、欲しいものを手に入れるための秘訣を語っています。多くの人は今ではなく、次のことを考えがちですが、これではいつまでたっても幸せになれません。今、この瞬間に心から感謝し、今をありがたく思うと次がおのずとやってくるのです。次を考えるということは現状に不満を持っていることですから、次のよいことが起こっても、その素晴らしさに気づけません。次を求めるのではなく、今、満足することが、成功の鍵なのです。
なにかに対し感謝の気持ちをもつと、たとえそれが鉛筆1本に対してであっても、あるいは、この本や、履いている靴下に対してであっても、あなたの内側に変化が起こります。すると、感謝したくなることがさらに引き寄せられてくるのです。
自分の置かれている状況に感謝しましょう。目の前の幸せにフォーカスし、それに感謝すると自分の内面が変わります。感謝することで幸せの種が見つかるようになり、感謝したくなるようなことが起こるようになります。
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ソクラテスの名言を信じよう!
いまもっているものに満足しない者は、ほしいものを手に入れても満足はしない。(ソクラテス)
次々求める人生には終わりはありません。際限なきゲームに参加したり、他者との比較に時間を費やすと欲望はどんどん大きくなります。「つぎのなにか」が幸せにしてくれるというのは、幻想にすぎないのです。次というゲームに参加すると、また次が欲しくなり、永遠に走り続けなければなりません。次を手に入れたとたん、また新たな次が必要になり、いつまでたっても満足することはありません。
幸せは、いま満足することによってのみ得られます。いまに十分満足しながら、遊び心でさらに求めるのです。必要だからではありません。依存からでもありません。よって執着もありません。あるのは、いの状態に対する感謝だけ。そのうえで、さらなる幸福を歓迎するのです。
感謝することがないと多くの人は最初は思います。私もこの本を初めて読んだ時には、そう考えましたが、ジョー・ビタリーの言葉を信じて、感謝すべきものを見つけるようにしました。今のよいことにフォーカスするようになってから、幸せな時間が増えたのです。周りの人に感謝の言葉を伝えると自分のマインドと行動が変わり、徐々によいことが起こり始めたのです。
自分を変えたいと思ったら、ぜひジョー・ビタリーの次の言葉を自分ごと化してください。
しかし、だれにもかならず、なにかしら感謝できるものがあるはずです。結局は、それを見ようとするかしないかの問題です。たとえば、この本に出会ったことに感謝してもいいのです。頭の上に屋根があることに感謝してもいいのです。あるいは、友達に、いま座っている椅子に、命があることにー。なにに対してでもかまいません。まずは感謝の気持ちをもつことです。なぜなら、それこそが奇跡を呼び寄せるいちばんの近道だからです。さらにいえば、感謝の気持ちをもてば、奇跡がもうすでにはじまっていることに気づくはずです。
意識を変えて、自分の周りを見回すと感謝の対象が見つかります。それらに感謝することから始めてみるのです。感謝を習慣化するとよいことが起こります。「いまもっているものに満足しない者は、ほしいものを手に入れても満足はしない」というソクラテスの名言を信じて、自分の行動を変えてみましょう。
まとめ
次を求めてばかりだと今の幸せに気づけません。私たちは幸せな時間を過ごしているにも関わらず、今にフォーカスしないために、その幸せに気づけません。今、自分が置かれている状況に感謝すること、満足することが幸せになるための近道です。現在地に感謝の気持ちを持って立ち、その場所がしろということをするとよいことが起こるようになります。今に集中し、感謝の気持ちを持ちましょう。
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