できることを見つける4つの方法 「サイボーク化」で人生を変えよう!

万能を目指さないというのは、成長をやめるという意味ではない。苦手なことに我慢して取り組むことをやめ、もっと自分の得意なこと、好きなことに専念しようということだ。得意なことを持った人々が集まれば、集団として「万能」になれる。これなら自分の苦手なことに、我慢して取り組む必要はない。テクノロジーで気軽に世界中の人と組めるいま、万能な人間を目指すことは、最適な戦略とはいえない。それよりも自分に足りない部分を外部から持ってきて補完するほうがいい。これこそが、サイボーグ的な生き方だ。すべて自分でやろうとするのではない。(吉藤オリィ)


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サイボーグ的生き方で人生を変えよう!

吉藤オリィ氏のサイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~ の書評を続けます。吉藤氏は嫌な仕事をするのをやめ、自分の好きなことに専念すべきだと書いています。私はこの考え方を日々実践しています。苦手なこと、嫌な仕事は出来るだけ受けないようにし、自分の強みにフォカースするようにしています。自分のやりたいことと得意分野に自分の貴重な時間を使うことで、人生がうまくいくようになりました。

私は自分の足りないスキルを外部から補うようにしています。会計士や弁護士と最初からチームを組き、経営コンサルをすることで、仕事で結果を残せるようになりました。吉藤氏が言う所のサイボーグ的生き方を私は期せずして行なっていたのです。

大切なのは自分のスキルが生きる場所(適所)を見つけることです。

インターネットが発達したこの社会では、人々が参加できるコミュニティは無数に存在するので、必ずあなたが求められる場所とつながれる。 もはや、私たちは単一の小さなコミュニティのみで生活する必要はない。いまはインターネットで世界中の人たちと広くつながれる。たとえば、1000人に1人くらいしかいないような趣味嗜好でも、日本人口の1億2000万人いれば、その0.1%である12万人くらいは自分と気の合う人がいるということだ。インターネットで発信すれば、同じような人を容易に見つけ出すことができる。

ソーシャルメディアやブログで情報発信することで、私は会社以外の人脈を作ることができました。ネット経由からの新たな人との出会いから、コミュニティが生まれ、そこから新しいプロジェクトがいくつも生まれています。コミュニティの中で自分の得意分野で貢献すれば、自分のポジションが作れ、やがてはお金を稼げるようになります。自分の価値を提供することを躊躇せずに、積極的に周りの人のために行動しましょう。

 

できることを見つける4つの方法

今後、小さなコミュニティの複合体が国家であるという考え方に変わる可能性もある。これは新しいムラ社会、「ムラ社会2.0」と表現してもいい。小さなコミュニティがたくさんあり、自分が所属するコミュニティを自由に選べる。ムラ社会2.0では、複数のムラに同時に加入することもできる。「自分はこのムラとこのムラとこのムラの住民で、このムラでは村長をやっている」みたいな緩やかさのあるムラ社会だ。そうすれば、それぞれのムラを満喫できる。

会社や家庭以外に自分のムラを見つけましょう。そこで活動することで、自分の新たな価値が見つかります。いくつものコミュニティに属し、貢献することでいくつものキャッシュポイントを作れます。

課題を抱えている人は世の中にたくさんいますから、自分の居場所を上手に探しましょう。それを探すことをしないまま、「自分に合っていない場所」で我慢を重ねている時間はもったいないと吉藤氏は述べています。 複数のコミュニティに所属し、他者に依存する人生にさよならするのです。お互いの力を引き出せるコミュニティに参加し、集団の力をパワーアップするうちに自分の目標を達成できるようになります。

コミュニティでは、なにを”学ぶ”かよりも、課題を解決することを考え、そのコミュニティの人たちが苦手なことを率先してやることで存在感を示せます。 自分の能力を活かすなら、自分と同じ属性の人のいないコミュニティに異文化を持ち込み、そこで必要とされるよう役割をつくるとよいでしょう。もし、入ってみて居心地が悪ければば、別のコミュニティに移動すればよいのです。

自分ができることを見つけるためには次の4つのポイントを意識しましょう。

■「なりたい」じゃなくて「やりたい」を目指す
■夢中になれることを探す
■興味を発見できるコミュニティへ所属する
■興味を削ぐコミュニティ・人からエスケープする

自分のやりたいことをやっていれば、力を発揮でき、その結果スキルをアップできます。夢中になれることを探し、それを楽しめるコミュニティに属するようにするのです。興味や好奇心を伸ばしてくれるコミュニティにはどんどん参加しましょう。逆に、興味を削ぐ人やコミュニティからは、距離を置き、自分の人生を楽しむようにすべきです。自分に足りない部分を外部から持ってきて補完するサイボーグ的生き方で、自分の目標を達成しましょう。

まとめ

苦手なことに我慢して取り組むことをやめ、もっと自分の得意なこと、好きなことに専念するのです。得意なことを持った人々が集まれば、集団として「万能」になれ、目標を達成できるようになります。自分に足りない部分を外部から持ってきて補完するサイボーグ的生き方を取り入れ、人生をエンジョイしましょう。

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この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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