「この人の話、めちゃくちゃおもしろい!」そう思われると、人生の舞台が広がっていくのです。(犬塚壮志)
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相手を感動させる説明スキルの型を身につけよう!
仲間の犬塚壮志氏から、話題の一冊カリスマ予備校講師が初公開! 感動する説明「すぐできる」型を献本いただきました。早速本書を紹介していきます。
著者はコミュニケーションに才能やセンスは不要だと言います。相手を感動させる説明スキルの型を身につけるだけで、人との関係を一気に改善できるのです。「型」を自分のものにできれば、話の内容を聴き手の頭に入れられ、チャンスをつかめるようになります。
そうは言っても、聴き手に自分の話が関係ないと思わせずに、自分ごと化させられない人が多いのが実態です。あなたの話のネタを、知らないゾーン→関心ゾーン→関係ゾーン→自分ゾーンに変容させるためのテクニックを磨かなければ、ダメな自分から脱出することは不可能です。
あふれる情報を消費しつづける現代人は、「舌」ならぬ「脳」が肥えています。それぞれの情報が自分にとって価値があるかないか、厳格にジャッジされる時代でしょう。だからこそ、情報を伝えるときに聴き手の脳が「その情報を自分のものとしたい!」と欲するようなおもしろい説明をできるかどうかが重要になるのです。
それでは、聴き手の脳が「その情報を自分のものとしたい!」と思わせる説明とは、どんなものなのでしょうか?あなたの説明を相手の「自分ゾーン」に入れる方法を本書から学びたいと思います。
感動する説明ができると、話の内容が拡散されやすくなる。
「笑」をテーマにするより、人を感動させた方が効果があります。お笑いネタはすぐに忘れられてしまいますが、感動する説明は人の記憶に残ります。感動する説明によって、話し手としてのバリューを高めるだけでなく、話を周囲に拡散できるようになります。
感動する説明の型は8つの要素で構成されると著者の犬塚氏は言います。
1、メリット訴求
2、対比
3、因果
4、カットダウン
5、破壊
6、ニュース
7、希少性
8、欠如アピール
メリットや対比、因果などは比較的イメージ可能だと思います。私はこの要素の中でもっともカットダウンが響きました。人を感動させるためには、何を話すかよりも、何を話さないかが重要なのです。
おもしろいと思ってもらえる説明にするためには、聴き手が情報処理できる量に削ぎ落とすことが大前提です。処理しきれない量の情報は、聴き手にとってただただ苦痛でしかないのです。そして「聴き手が処理できる情報量」のキャパシティ(容量)は、話し手が思っているよりもずっと少ないと思っておいたほうがよいでしょう。
ネタそのものの「質」は損なわないようにするために、抜粋、要約、抽象化することがポイントになります。自分の持ちネタを対比させながら、相手にとって最良なネタを提供すれば、相手に感動を与えられます。「要するにやまとめるとね」を枕詞にすれば、相手がこの部分が重要だと認識できます。具体的に説明するのをやめ、ネタを抽象化し、レイヤーを一段上げることで、聴き手の情報量を大幅にカットできます。
また、たくさんの情報を与えた後で、ダークサイド的なアプローチをすることで、相手のストレスを解消できます。あえて大量の情報を与えて、相手にストレスを感じさせた後で、重要なポイントだけ抜き出し、ここだけ覚えてくださいと伝えるのです。聴き手は難しい話を聞いた後に、重要なポイントだけを持ち帰れるので、あなたに感謝してくれます。
聴き手の頭の中に絵を描かせるコンセプトというのは、
説明の総量をカットダウンすることができるのです。
抽象化する際には、説明コンセプトを加えると効果があります。話すコンセプトを明確にし、ビジュアル化することで、相手はすんなり、話を受け入れてくれるようになります。私も大学の授業やセミナーの際に、ワンビジュアル・ワンメッセージのKeynoteを作成します。相手がそのビジュアルから重要なメッセージを受け取れるようにすることで、相手を感動させらえるようになりました。多くの情報を詰め込むのはよくないということを犬塚氏の説明から再認識できました。
8つの感動する説明の型はどんなプレゼンや商談にも応用可能です。目の前の人の課題は何かを考え、8つの型を使って説明すれば、相手はあなたの話に納得するはずです。結果を出すために、本書を活用し、8つの型と即効フレーズを習得しましょう!
まとめ
コミュニケーションに才能やセンスは不要です。相手を感動させる説明スキルの型を身につけるだけで、人との関係を一気に改善できるのです。8つの感動する説明の「型」を自分のものにできれば、話の内容を聴き手の頭に入れられ、チャンスをつかめるようになります。
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