誓約で結果を出せるようになるのはなぜか?

クレイトン・クリステンセンは、若い頃、人生の前半をキャリアのためだけに捧げ、人生の後半はつまり金銭的な余裕ができた後家族とゆっくり過ろそうとする管理職の人間を、大勢見てきた。ただ皮肉なことに、そう思ったときには家庭はすでに崩壊してしまっているか、そうでなくとも子どもたちはとうに巣立ってしまったあとということが多かった。そこでクリステンセンは、「誓約」を立てることにした。「週末に仕事をしないこと」「平日は家で家族とタ食をともにすること」を、自らに誓ったのだ。その誓約を守るため、クリステンセンは朝の三時に仕事に出ることもあったという。(ロルフ・ドベリ)


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誓約の力を活用しよう!

イノベーションのジレンマで有名なクレイトン・クリステンセンは家族との時間を大切にするために、2つの誓約を立てることにしました。
■週末に仕事をしないこと
■平日は家で家族とタ食をともにすること

ロルフ・ドベリThink clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法の中で、当初このクリステンセンの誓約について、合理性がなく、無駄が多いと感じていました。なぜ、彼は朝の3時に仕事に出て、家族との時間を大事にするのでしょうか?

しかし、ドベリは、柔軟に対応することより、頑なに行動する(誓約を守る)ことが正しいことだと気づきます。重要なことがらに対しては、 「柔軟性」は有利にではなく、むしろ不利に働くというルールを彼は見つけました。 クリステンセンは、「徹底的に頑固な姿勢」をつらぬき、柔軟な姿勢では達成できなかった、長期的な目標に到達していたのです。

私もこの誓約の力を活用することで、様々な目標を達成してきました。ブログを毎日書くことを決めたおかげで、インプットとアウトプットの習慣化が身につき、自分のビジネスの可能性を広げました。二次会に行かない、夜更かしをしないことをルール化することで、時間を大切にするようになりました。

 

誓約の2つのメリット

誓約が力を持つ理由は以下の2つが考えられます。
1、誓約を立てると、毎回、「メリット」と「デメリット」を天秤にかけて決断する必要がなくなります。決断はすでに下されているため、それ以上、思考のエネルギーを使わなくてすみます。
2、一貫した姿勢をつらぬいていれば、自分のスタンスを知ってもらえます。周りの人たちに主体的な印象を与え、自分自身をゆるぎのない存在に見せられるようになります。

状況に応じて何度も決断をくり返すと、判断力が鈍ってきます。この「決断疲れ」によって、脳は間違った選択を行い、良い結果を得られなくなります。誓約を立てることで、それ以上、思考のエネルギーを使わなくてすみます。たとえばスティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着てい たのは、洋服を選ぶことに無駄な時間とエネルギーを使いたくなかったからです。

一貫した姿勢によって、周りがあなたを理解してくれるようになるのです。妥協しない自分をアピールすることで、自分のブランドを作れます。

あなたが徹底した誓約にもとういて生活をしていれば、その誓約がどんなものであろうと、周囲はとやかく言わなくなるのだ。

誓約の力によって、「ああいう人だから」とわかってもらえるようになります。 ウォーレン・バフェットは、「事後交渉は受け付けない主義」を通すことで、交渉を有利に進めることができます。

バフェットに会社を売却したければ、チャンスは一度で、売り主は、一度しか売却価格を提示できません。 バフェットはその提示価格に基づき、購入を判断します。売り主が価格を下げて再交渉する余地はありません。一度バフェットに拒まれたら、それでビジネスは終わります。

バフェットは主義を曲げないという評判を築き上げ、それによって確実に最初から最高の条件を提示され、互いが折り合えるポイントを探し、時間を無駄にせずに商談を進めています。

誓約を通して周りにメッセージを伝えようとするなら、あなたの誓約はそれくらい強く、揺るぎなく、徹底したものでなくてはならない。

誓約のメッセージは強力なものでなければなりません。この力強い誓約を守ることで、あなたのブランドは価値をもち、ビジネスがうまくいくようになるのです。

まとめ

誓約の力を活用することで、様々な目標を達成できるようになります。誓約によって、決断する時間とエネルギーを節約できます。また、誓約を守り、一貫した姿勢を示すことで、あなたへの信頼度を高め、ブランドを強化できます。結果、交渉を有利に進められ、ビジネスがうまくいくようになるのです。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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