成功確率の高い人と付き合い、よいチームを作ろう!

ビジネスや人生は、ひとりで完結するゲームではありません。あくまでチーム戦であり、そのチームの総合力で勝敗が決まります。ときにはチームメンバーに助けられ、ときには足を引っ張られる。だからこそ、成功したければ「成功確率の高い先頭集団と付き合う」ことが重要です。(土井英司)

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成果を上げるための4つの施策

土井英司氏の「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン書評を続けます。ビジネスで結果を出すために努力を続けますが、私たちの多くは選択肢を間違え、違う土俵で戦っています。これではいくら努力しても、なかなかよい成果を出せません。

では、結果を出すためには、どうすればよいのでしょうか?答えは簡単で、次の4つの質問を繰り返し、本当に重要なことを選択すればよいのです。
「何をするか」
「どこでするか」
「誰とするか」
「いつするか」
この選択をすることなしに闇雲に行動しても、時間を浪費するだけです。それを避けるために、土井氏は成功確率の高い先頭集団から知識や体験を学び、強いチームを作るべきだと言います。よい人脈を作ることで、成功確率が一気に高まります。

本書の中に一流の人が持っている「成果を上げるための資質」が4つ紹介されていました。

①事実をありのままに受け入れる勇気がある
②合理的に大胆な策を採用できる
③関係者を動かすだけの情熱と説得力を持っている
④しつこい。簡単にあきらめない

私も本を出版する際に、多くの著者にインタビューし、彼らから知識やノウハウを学んだことを思い出しました。土井氏の4つのルールはその際に学んだ話と近く、成果を出したい人は、これらのルールを取り入れるようにしましょう。

①事実をありのままに受け入れる勇気がある
仕事ができる人は、自分の仕事を愛しているため、仮に自分を否定されてもくじけずに、それを修正して、必ず最後には成果を上げます。これに対し仕事ができない人は、攻撃されると自尊心の奴隷になり、合理的な行動をとれなくなってしまうのです。 仕事というのは「他者への貢献」だと捉え、「世のため、人のため」になるようなアクションを起こしましょう。

②合理的に大胆な策を採用できる
クリエイティブな仕事というのは、常に人と違うことをやってはじめて差をつけることができます。他の人が反対しても、それが合理的に考え、「いける」と思ったら、大胆に考え、スピーディにチャレンジすることが重要です。

③関係者を動かすだけの情熱と説得力を持っている人を巻き込む
本当にやりたいという情熱が周りの人を動かします。私も本を書きたいという情熱で、行動するうちに編集者の人たちとの出会いをデザインできました。情熱を持ち続けることで、出版という夢が実現したのです。

④しつこい。簡単にあきらめない
大切なのは、決してあきらめないことで、とにかくしつこく食らいつくことが重要です。成功者とはあきらめない人たちであることをリアルに学ぶためにも、付き合う人を変えましょう。

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結果を出すための読書術

①時の評価に耐え、生き残ってきた本を読む
②著者で選ぶ
③ジャンル・カテゴリーを超える
④「結果」ではなく「原因」が書いてある本を読む

読書をすることで、人は結果を出せるようになりますが、土井氏は本の選択にもこだわるべきで、効率よりも効果を意識すべきだと言います。成功するためには、流行りの新刊本ばかりを読むのではなく、多くの人たちから支持された書籍(時の評価を得た書籍)を選びましょう。

著者も「本当に成果を上げている人」から選ぶべきです。その上で、成果を得るために、著者の考え方や、原理原則をきっちり学ぶことを心がけましょう。 自分の知識や体験を広げるために、広いカテゴリーから本を選ぶようにするのです。様々なジャンルの良書を選ぶことで、アイデアの幅も広がります。

世の中のすべてのことは、「原因」と「結果」でできています。ある事象を「原因」と「結果」に分けて考えられるようになると、本の選び方が変わります。僕たちはつい、「結果」に目を奪われがちです。「結果」自体はわかりやすいからです。けれど、成功したいなら、結果に目を向けるのではなくて、原因を積 み上げていくことが大事です。原因を積み上げていって、確率の高いものを、試行回数を増やしていけば、だいたいのことはうまくいくんです。

土井氏は「原因をつくり出す作業こそが、人間の価値である」と言います。たとえば、本に、「A社は20期連続増収増益をしている」と書かれていたら、「20期連続」という数字ではなく、「なぜ、20期連続増収増益を成し遂げることができたのか」 という「原因」のほうにフォーカスするのです。「なぜ」の部分、会社の経営を具体的に明かしている本を選ぶことで、自分の価値も高められます。

私たちは成功した人たちのネットワークや書籍から多くのものを学べます。現在。過去の成功者の体験を真似し、自分を改善する努力を続けましょう。

「今の自分には価値がある」「今の自分に価値はなくても、未来の自分には価値がある」と思えたら人間は強くなれると思うんです。成功する人って、自分に固執していなくて、どんどん変更を加え、自己修正できます。けれど、誰からも信じてもらえない人は、自分しか自分を信じる人がいない。だから自分を絶対視してしまう。自分に固執して、自分を変えることができないんです。

成功者のマインドセットやアドバイスを取り入れ、日々自分を変えることで成功に近づけます。未来の自分のバリューを高めるために、学びを習慣化し、変化を楽しみましょう!

まとめ

成果を上げるためには、よい人脈と付き合い、彼らの知識や体験を取り入れ、日々変化するようにしましょう。読書も選択を意識し、結果にコミットメント可能な著者が書いた本を選ぶべきです。時の評価を得た書籍や成功した原因が書かれた良書を読むことで、自分の価値をアップできるようになります。

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この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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