本多静六の寄付と投資という生き方

人生最高の幸福は、社会生活における愛の奉仕によってのみ生じる。わかりやすく言えば、他人のために働くことだ。(本多静六)


Business photo created by rawpixel.com – www.freepik.com

寄付と投資で本多静六ウェイを取り入れよう!

日本人は他の国民に比べ、寄付にも投資にも積極的ではありません。日本人の寄付の金額は、年間で1人当たり約2500円。一方、アメリ力人の年間平均は、13万円となり、毎月1万円以上寄付していることになります。公共経済学では、「日本人は公共心がない」というのが通説になり、他者への貢献を忘れていることが問題かもしれません。経済は実は互恵関係ですから、寄付も投資もしないということは、社会に貢献する意識が薄く、SDGsが求める世界とは異なる生き方を多くの日本人がしています。

藤野英人氏は投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略の中で、本多静六氏の生き方(本多静六ウェイ)を真似るべきだと述べています。日比谷公園を設計し、”公園の父”とも呼ばれる本多静六氏は、投資家でもあり、寄付を積極的に行ったことでも有名です。本多氏は倹約を旨とし、給料の4分の1を貯蓄し、投資をしながら現在の100億円という資産を手に入れます。彼は「好景気には勤倹貯蓄を、不景気には思い切った投資」をルールにし、長期投資を続けました。

私も大学の停年退職を機会に、西郷南洲の口吻を真似るわけではないが、「児孫の為に美田を買わず」と新たに決意を表明、必要による最小限度の財産だけを残し、ほかは全部これを学校、教育、公益の関係諸財団へ提供寄附することにしてしまったのである。(本多静六)

本多氏は大学退官後、自分の財産を全て寄付します。「人並外れた大財産や名誉は幸福そのものではない」と考え、数百億円という資産のほぼすべてを、社会事業に寄付したのです。(本多静六は1952年、85歳で死去)

仏教には「一如」という言葉があります。一如とは、宇宙のすべての大もとは一緒という原則で、英語では「oneness」というニュアンスです。藤野氏は日本人は欧米に比べて信仰心が弱いので、この一如の意識が希薄化していると指摘します。

たしかに、日本人が投資や寄付をあまりやりたがらないために、自分と社会との一体感がありません。もし、寄付先との間に共有感があって、心理的につながっているのであれば、お金を寄付をしても喪失感を減らせるはずです。自分も他人もすべて一緒であり、何事も世の中のためになると思えば、投資も寄付も快くできるはずです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略 [ 藤野 英人 ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2019/10/1時点)

楽天で購入

 

寄付が幸せにつながる?

人並み外れた大財産や名誉は、幸福そのものではない。身のため子孫のため、有害無益である。

自分だけでなく、他者との関係をよくすることで、幸せが手に入ります。本多氏は、世の中を鏡にして、善行を行うことが大切だと考えていました。財産を寄付しても、その結果幸福になれると信じ、本多氏は自分と未来の若者のために投資を行っていたのです。そして、自分の財産のほぼ全額を大学などの教育機関に寄付しました。

本多氏は「人生最高の幸福は、社会生活における愛の奉仕によってのみ生じる。わかりやすく言えば、他人のために働くことだ」と言い、莫大な財産を寄付します。利他の気持ちを持つことそのものが幸せなことであり、それが投資のモチベーションになっていたのかもしれません。

戦後、日本が焼け野原になったときに、本多氏の本はベストセラーになり、多くの人が「本多静六ウェイ」を実践したといわれています。過去の日本には本多氏のようなすごい投資家がいたのです。社会をよくするために、投資を行い、その一部を寄付することが日本人の習慣になれば、日本人の幸福度がアップするかもしれません。現代の日本人も本多静六ウェイを見習い、投資と寄付を行うべきです。

まとめ

本多静六氏は倹約を旨とし、給料の4分の1を貯蓄し、投資をしながら現在の100億円という資産を手に入れます。そしてほぼその全額を教育機関に寄付します。未来の若者のために投資し、それを寄付することで、本多氏は幸せを手に入れました。寄付を習慣にし、世の中とつながることで幸福度はアップします。

ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大の5冊目のiPhoneアプリ習慣術がKindle Unlimitedで読み放題です!ぜひ、ご一読ください。

 

 

 

 

 

 

Loading Facebook Comments ...

コメント