あなたに起きる出来事をどう意味づけるかで、あなたの行動は変わり、結果が変わります。(山田智恵)
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人生をよくする「ミーニング・ノート」とは何か?
山田智恵氏のミーニング・ノート 1日3つ、チャンスを書くと進む道が見えてくるを読了しました。私たちは1日になんども様々な出来事を体験していますが、この出来事の意味づけを変えることで、結果を変えられます。
自分に起きる出来事(チャンス)に価値を見出すようにして、これを習慣化することで「意味づけ力」を養うことができます。目の前で起きていることからチャンスの入り口を見つけられ、未来を変えられるようになります。
意味づけは、あなたの行動の方向性を決めるコンパスとなっています。だから、意味づけが変わると、行動が変わり、結果が変わってきます。この繰り返しで、人生が変わってくるのです。
著者は父親の事業の失敗から、32歳の時に初めて就職します。その時に、「チャンスを逃してはいけない」という思いから、1日3つチャンスを見つけ、それをノートに書くようにしました。ノートに書いたチャンスを見返すことで、不思議なことに人生が好転しました。書き続けることでノートはデータベースになり、それを見返すことで、自分の可能性に気づけたのです。
チャンスはわかりやすい「キラキラ・チャンス」だけではありません。日常の小さな体験から生まれる「わらしべ・チャンス」やネガティブな出来事から始まる「スパイシー・チャンス」がありますが、感謝の気持ちを持って、意味づけを変えることで、人生を大逆転できるかもしれません。嫌な出来事を前向きに捉えられるようにすると幸せな時間を増やせます。
出来事に価値や可能性を見出せると、迷いや不安が消えていき、自分の進むべき方向が定まると著者は言います。ミーニング・ノートではないですが、私も書くことを習慣にしています。毎朝、「感謝日記」を書き、自分の人生に起こる様々な出来事に対して、感謝の気持ちを持って振り返るようにしています。日々の様々な体験を感謝の視点で捉え直すことで、他者との関係がよくなり、自分の可能性を広げることができました。
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今またチャンスを逃したら、未来は後悔だらけになる?
例えば、人からもらった褒め言葉、ふと思いついたアイデア、何かのお誘い、人との出会い、感動したニュース、新しく学んだこと……。日常の中で、”自分の心が動いた出来事”が「チャンス」なのだと、気がついたのです。それから、自分の心が動いた出来事を慎重に探し始めました。 どんなに小さなチャンスでも、見落とすよりはマシ。
著者はチャンスは日常の中に落ちていると言います。チャンスの入り口を見つけたら、それをノートに書くことで、チャンスを見落とさなくなり、未来を変えられます。チャンスを書くうちに「意味づけ力」が養われ、自分の行動が変わりました。ノートを見返すうちに、チャンスとチャンスがつながっていることに気づき、点と点をつなぐうちに新たなチャンスが見つかるようになったのです。
ノートに1000個のチャンスが並んだ頃に、著者はボストンに留学し、その1年後には外資系企業の社外取締役になり、出版もしていました。「今見える価値」だけでなく、「その先の価値」をイメージすると積極的に行動できるようになり、自分を変えられたのです。
以前の私はアルコール依存症で44歳の時に、断酒し自分の人生をやり直しました。大量読書、ソーシャルメディアの情報発信、コーチング、100の夢リストが私を救ってくれました。この結果、著者になれ、今は社外取締役やビジネスプロデューサーになれました。アル中だった私が12年で完全に変えられたのは、この点と点をつなぐことでした。書くことで自分のやりたいことに意識を向けることで、自分の行動を変えました。そして、感謝日記を書き、体験の意味づけを変えることで、チャンスを広げることができたのです。
チャンスの裏には必ず人のサポートがあります。人に感謝し、それを書き出すことを習慣化することで、私は幸せになれることを発見しました。私にとっての感謝日記は著者のミーニングノートと同じ役割を果たしています。
まとめ
人生の出来事をどう意味づけるかで、行動が変わり、結果を変えられます。ミーニング・ノートに1日3つのチャンスを書き出し、その意味づけを変えることで、人生が変わり始めます。チャンスのデータベースを作り、その点と点をつなげることで、良いことが起こるようになります。
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