テレワークで生産性を高めるための時間の使い方


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在宅HACKS!―自分史上最高のアウトプットを可能にする新しい働き方
著者:小山龍介
出版社:東洋経済新報社

本書の要約

在宅勤務においては、ニュートン的なスケジュール管理は、もはや意味をなしません。自分の生産性を高めたければ、今何をすべきかを考え、それに集中するのです。自分のやるべきジョブを明確にし、それをアウトプットすることが、私たちには求められています。

テレワーク時代はベルクソン時間を意識しよう!

時間には2種類あります。ひとつは客観的・絶対的なニュートン時間、もうひとつが主観的で相対的なベルクソン時間です。(小山龍介)

小山龍介氏の在宅HACKS!―自分史上最高のアウトプットを可能にする新しい働き方書評を続けます。今日は在宅勤務における時間の使い方について、考えていこうと思います。時間にはニュートン時間とベルクソン時間がありますが、テレワークにおいてはベルクソン時間を意識すべきです。

■ニュートン時間
空間も絶対的なものであり、外的な影響を受けない、均一に流れるものとして時間を捉える考え方
■ベルクソン時間
ニュートンのような均一な時間ではなく、一連の流れを持ったものとして捉えます。嫌な仕事をやるときの10分は永遠にも感じられるのに、楽しい時間はあっという間に過ぎていきますが、このときに感じられている時間が、ベルクソン時間です。こうした意識の流れを、ベルクソンは「持続」と呼びました。

これからの在宅勤務時代の労働は、こうしたニュートン的な労働時間では測れないものになってきています。在宅勤務の場合、オフィスにいるのと違って、本当に仕事をしているのかどうかは把握することが難しい。だから、どうしても仕事の成果をベースに評価していかないといけなくなる。その成果を10分であげても、10時間であげても、どちらも同じように評価されていくわけです。逆に言うと、オフィスで成果もあげずに仕事をしているフリをしてニュートン時間が過ぎるのを待っていたような人は、これからの時代、非常に厳しいでしょう。

オフィスでの仕事はそこにいて、時間を潰していたとしても給料が支払われていました。オフィスにいる時間への対価が給料の実態だったのです。お茶を飲んでいても、タバコ部屋にいても、今まではお金が支払われてい他のですが、テレワークではその考え方は通用しなくなります。私たちは結果にコミットしなければならなくなったのです。

在宅勤務においては、ニュートン的なスケジュール管理は、もはや意味をなしません。自分の生産性を高めたければ、今何をすべきかを考え、それに集中するのです。自分のやるべきジョブを明確にし、それをアウトプットすることが、私たちには求められています。自宅で仕事をする際にも、ベルクソン時間を意識し、濃密な時間を過ごしましょう。生産性を高めれば、自分のやりたいことに時間を使えるようになるのですから。

チャットなどの非同期メディアを活用しよう!

 グループチャットは、リアルタイムでやり取りできる同期メディアという側面を持ちつつ、いつでもやり取りを確認できるという意味で、その本質は非同期メディアです。

以前のコミュニケーションの中心は電話でしたが、これは相手の時間を盗むことになり、生産性を下げてしまいます。インターネット時代に入って、メディアはどんどん非同期化しています。時間を共有していなくてもキャッチアップできるメディアを、非同期メディアと呼びますが、テレワーク時代は、この非同期メディアを活用すべきです。

チャットワークやSlackなどの非同期メディアは、簡単に過去のやりとりを遡れます。コミュニケーションの履歴が蓄積されていくので、メンバーになれば、過去のやり取りをすぐに確認でき、説明コストが不要になります。非同期メディアを活用することで、人それぞれの働き方を実現できます。

 在宅勤務というのは、ひとりひとり、その時間に仕事をしているのかどうかもわからない状況です。メンバーはもしかしたら子どもの世話をしているかもしれないし、外出しているかもしれない。そうした勤務の自由度が在宅勤務の利点だとすると、そこに電話で強制的に入り込んでくるのは、暴力的ですらあります。

在宅勤務では人それぞれ、様々な時間を過ごしています。メンバーとのやりとりも工夫すれば、メンバーの時間に左右されずに、生産性を高められます。私がアドバイザリーで参加している会社では、朝晩の Zoomでの短い会議でメンバーのコミュニケーションをはかり、お互いの業務や連絡事項を確認します。それ以外の業務は基本チャットで、何か話したい課題があれば、適宜Zoomで関係者が集まり、会議を行います。参加できない人も議事録を確認することで、業務に支障をきたさずにすみます。在宅勤務であったとして、テクノロジーを活用し、適切なコミュニケーションを行うことで、個々のメンバーの力を引き出し、組織のパフォーマンスをアップできるのです。

この記事を書いた人
徳本昌大

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
IoT、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数 

■著書
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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