小山龍介氏の 在宅HACKS!―自分史上最高のアウトプットを可能にする新しい働き方の書評


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在宅HACKS!―自分史上最高のアウトプットを可能にする新しい働き方
著者:小山龍介
出版社:東洋経済新報社

本書の要約

テレワークで生産性を高めることができれば、自分のやりたいことに時間を使えるようになります。テレワークの達人の小山龍介氏の89の在宅ハックを真似れば、すぐに生産性を高められます。空いた時間を活用し、アウトプットを増やせば、仕事以外の自分の可能性を広げることも可能です。

在宅勤務が新しい可能性を開いてくれる?

問題は、「在宅勤務が進むかどうか」などではもはやなく、「どのような在宅勤務を実現するか」へと移ったのです。そして重要なことは、在宅勤務は単なる働く場所の選択ではないということです。新しいキャリアの選択であり、人生のあり方の選択なのです。(小山龍介)

今回のコロナパンデミックによって、私たちの働き方が激変しました。オフィスやカフェで働く時間が減少し、自宅に籠ることが増えた人も多いのではないでしょうか?自宅で働くということは一部のフリーランスの人以外は初めての経験のはずです。テレワークの導入で、無駄な通勤時間がなくなり、面倒な人付き合いから私たちは解放されました。テレワークでパフォーマンスをアップすれば、空いた時間で本当にやりたいことに時間を使えるようになります。在宅勤務とは会社から解放された人生を手に入れたと同義なのです。

著者の小山氏はフリーランスになってから、自分の研修プログラムを充実させるだけでなく、複数の一般社団法人の設立や京都芸樹大学でのMFA取得など何足もの草鞋を履いてきましたが、これも在宅勤務のおかげだと言います。

在宅勤務は、これまでとは違う、何倍ものアウトプットを実現する新しいキャリアの可能性さえあるのです。

では、どうすれば、在宅勤務のパフォーマンスをアップできるのでしょうか?本書には今まで小山氏が貯めてきた6つに分類された89のライフハック術が紹介されています。これを真似れば、不慣れな在宅勤務でも、すぐに結果を出せるようになります。
1、環境整備ハック 集中力を高め、やる気スイッチを入れる
2、行動管理ハック オン・オフを切り替え、アウトプットを最大化する
3、コミュニケーションハック チームで連携して、プロジェクトをスムーズに遂行する
4、情報整理ハック 情報洪水から身を守り、最新情報を手に入れる
5、メンタル&ヘルスハック コンディションを維持し、最高のパフォーマンスを発揮する
6、副業ハック

今日はこの中から、やる気が出ない時のライフハックを紹介します。

やる気が出ない時はハードルを下げる

テレワークは基本孤独なので、上司や同僚などの周りの目を利用できません。パフォーマンスを高めるためには、自分でやる気を出す対処法を考えておく必要があります。

著者は、人がやる気になるためには、作業に取り掛かるのが一番だと言います。やる気が出るから作業ができるようになるのではなく、作業を続けているうちにやる気が出るのです。GNネットコムジャパンの調査によれば、集中するまでにかかる時間は平均23分だそうです。25分はちょうど集中するまでの時間であり、そこまで作業をし続けることが重要なのです。

「仕事のやる気が出ない」ときにはどうすればいいかというアドバイスは、「仕事をやり始めて、23分続けろ」ということになります。やればやる気が出てくる。

やる気にならないときには、取り掛かる作業のハードルをどんどん下げましょう。文書を書く時にやる気が出ない時には、デスクに座り、まずパソコンのwordファイルを開いてみるのです。

私は毎日このブログを朝一に書きますが、その際ルーティンにしていることがあります。起きたらすぐに、iPhoneを開き、感謝日記を書くようにしています。昨日の行動や出会った人を思い出し、感謝の言葉を添えて日記を書くことで、気持ちがすっきりし、モチベーションが高まります。日記を書き終えたら、すぐにWordpressを開き、ブログを書くと、45分後にはブログが一本完成しています。感謝日記というわずかな時間のルーティンとブログを組み合わせることで、私は日々のブログの更新に困らなくなりました。

このように、まずは、小さなことからはじめ、やる気になったら次の重要なタスクに移るようにすることで、結果を出せるようになります。どんなにやる気がなくても、ハードルの低いことに手を付ければ、次の行動ができるようになります。まずは仕事をするために、机の前に座り、PCを開くことから始めてみましょう。

著者は複数の仕事があれば、必ず簡単な方から終わらせるそうです。ハードルが低いことを片付け、勢いに乗ってきたら、難しい仕事に取り組むことで、先延ばしをしなくなります。

本書のライフハックを取り入れ、自分のパフォーマンスを高めることで、短時間で仕事を片付けられるようになります。空いた時間で、様々なことにチャレンジすれば、自分の可能性が広がり、やりたいことができるようになります。

 

この記事を書いた人
徳本

■複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。
特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、多くの実績を残している。現在、IPO支援やM&Aのアドバイザー、ベンチャー企業の取締役や顧問として活動中。

■多様な講師をゲストに迎えるサードプレイス・ラボのアドバイザーとして、勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。

■マイナビニュース、マックファンでベンチャー・スタートアップの記事を連載。

■インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO
みらいチャレンジ ファウンダー
他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数
iU 情報経営イノベーション専門職大学 特任教授 

■著書
「最強Appleフレームワーク」(時事通信)
「ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術」(ラトルズ)
「図解 ソーシャルメディア早わかり」(中経出版)
「ソーシャルメディアを使っていきなり成功した人の4つの習慣」(扶桑社)
「ソーシャルメディアを武器にするための10ヵ条」(マイナビ)
など多数。
 
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